更新日: 2021.06.23 家具・片付け

片づけの美学52 お出かけグッズ(カバン・カギ)の収納はどこがいい?

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学52 お出かけグッズ(カバン・カギ)の収納はどこがいい?
カバン・カギなどのお出かけの必須アイテムはどこに置いていますか? 自分のライフスタイルに合わない「間違った場所」に収納していると、お出かけ準備に手間取ったり、玄関がゴチャゴチャしてしまったりと、トラブルの元になります。
 
あなたにぴったりのお出かけグッズの収納場所を見つけましょう。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

まずは、お出かけグッズがどんなものかを整理してみよう

お出かけグッズとは、カギ、財布、IDカード、ハンカチなど。それらをカバンに入れていることが多いと思います。男性であれば、直接ポケットに入れる方もいるでしょう。子どもがいる場合、帽子やオムツなどアイテムはどんどん増えていきます。
 
あなたのお出掛けグッズは定番アイテムが多い“定番派”ですか? それとも、いつも違うバッグを使うなど、持ち物を変える“イレギュラー派”ですか?
 
持ち物の好みだけではなく、ライフスタイルでも違ってきます。だいたい毎日同じ持ち物を持って仕事に出かける定番派、出張など違う持ち物を持って出かけることが多いイレギュラー派、また、出掛ける日と出掛けない日があるなどもイレギュラー派になります。
 
一般的に、定番派ほど持ち物が少なく、イレギュラー派ほど持ち物が多くなります。使うアイテムが増えるほど、収納が整理されていないと、目的のモノを見つけるのが大変になり、お出掛け準備に時間がかかってしまいます。
 

定番派:定番アイテムが多いあなたの場合

お出掛けグッズの置き場所はできるだけまとめるのが鉄則です。
 
帰宅時はポケットの中身やカバンを一斉に手放すことができますし、出かける準備をするときはさっと身に着けることができます。小物はトレーなどに入れると、取り忘れ防止になります。
 
置き場所は、玄関でもリビング・クローゼットでも、自分が便利だと思うところを選んでください。
持ち物のサイズにあった置き場所を確保できると良いです。持ち主の目線より少し低い高さが、立ったまま取り出せるのでさらに便利です。
 

イレギュラー派:お出かけアイテムはいろいろ。変化が多いあなたの場合

日々持ち物が変化する場合は、ベースの定番持ち物は特定の置き場所を決めるのは定番派と同じです。
 
快適さに差が出るのは、日によって持ち替えるアイテムの収納です。さっと取り出せるシステムを作っておきましょう。
 
・分散していると取るのに時間がかかるので、まとめて置く。
・見やすく置く。棚の場合は前後に重ねない。引き出しの場合は上下に重ねない。
・アクセサリーなど小さなアイテムは小分けのマス目の収納に入れる。
 
などの工夫をしてみると、取り出しが簡単で、見つけやすくなると思います。
 

玄関はスッキリがいい、あなたの場合

スッキリした玄関が理想なら、お出かけグッズは置かないでおきましょう。
 
小さなモノを置く場合は靴箱の中など、見えない場所を選ぶとスッキリをキープできます。スッキリを目指すなら、靴箱の上にお出掛けグッズを置くのはやめておきましょう。
 

玄関で全装着したい、あなたの場合

お出掛けグッズを玄関に置く場合、フックを活用してみましょう。カギなどの小物用、カバンやコートなどの大物用、サイズ別に掛ける場所を作ると使いやすくなります。整然と並べるとゴチャゴチャ感を抑えられます。
 
また、フックを使うと、床にモノを直接置かなくてすむので掃除がしやすく、清潔に保てます。
 

お出かけスタイルに合った収納を

出発直前は時間がないことが多いと思います。ストレスを感じないためには、自分に合った収納の工夫が不可欠なのです。
 
少しの工夫でお出掛け準備を楽にしていきましょう。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

 

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