更新日: 2021.04.06 キャッシュレス
キャッシュレスポイント還元制度で、キャッシュレス決済する人は増えたの?
この制度が始まって、現金支払いからキャッシュレス決済に移行した人も多いのではないでしょうか。
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区)は、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の20歳~69歳の男女1000名を対象に「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査 2019」を実施しました(※)。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
キャッシュレス決済対応店舗が増え、キャッシュレスで支払う頻度が増える
まず、キャッシュレスで支払いをしている時に感じることを聞いたところ、「キャッシュレス決済対応のお店が増えた」(54.5%)が最も高く、次いで、「少額でも気にせず使える」(40.4%)、「ポイントがよく貯まる」(36.4%)、「会計がスピーディー」(29.6%)、「周囲に使う人が増えた」(28.7%)という結果になりました。
最近では「キャッシュレスポイント還元」のマークを掲げたお店が増えましたよね。対応店舗が増えたことにより、買い物の際にキャッシュレス決済を利用できる機会も増え、そのおかげでポイントがよく貯まることを実感する人が多いようです。
キャッシュレス決済を継続利用している層を、キャッシュレス決済の利用頻度が増えた人と、利用頻度は変わらない・減った人に分けてみると、「少額でも気にせず使える」(増えた層51.5%、変わらない・減った層28.1%)、「ポイントがよく貯まる」(増えた層44.2%、変わらない・減った層25.7%)、「周囲に使う人が増えた」(増えた層35.6%、変わらない・減った層16.4%)では、頻度が増えた層のほうが15ポイント以上高くなりました。
10月以降、コンビニでのちょっとした買い物やランチの決済で、クレジットカードやスマホで決済している人をよく見ます。キャッシュレス決済の利用頻度が増えた人は、以前より使いやすくなったことやポイントが貯まるメリットを実感し、キャッシュレスで支払う習慣がついてきたのかもしれません。
キャッシュレス決済をもっと早く使っておけばよかったという人が7割
キャッシュレス決済の新規利用層は、キャッシュレス決済に対する考えが変わったのでしょうか。
「キャッシュレス決済を、もっと早く使っておけばよかった」と思うか聞いたところ、「そう思う(計)」は71.9%となりました。男女別にみると、「そう思う(計)」と回答した人の割合は、男性81.1%、女性65.9%で、男性のほうが15.2ポイント高くなりました。
銀行で現金を下ろす手間がないこと、決済のスピーディーさ、ポイントがよく貯まることから、キャッシュレス決済のメリットを感じた人が多いのではないでしょうか。
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決済方法はクレジットカードがダントツ。新規利用層ではQRコード決済・バーコード決済も多い
全ての回答者に、キャッシュレス・消費者還元事業の中で、どんな手段でキャッシュレス決済をしているか聞いたところ、「クレジットカード決済」(79.4%)が最も高く、次いで、「電子マネー決済」(52.5%)、「QRコード決済・バーコード決済」(46.7%)となりました。クレジットカードはもともと持っている人が多いので、利用する人が多いのでしょう。
新規利用層では「クレジットカード決済」(63.0%)が最も高く、次いで、「QRコード決済・バーコード決済」(60.0%)となり、継続利用層では「クレジットカード決済」(82.0%)が最も高く、次いで、「電子マネー決済」(55.7%)となりました。
いずれもクレジットカード決済が多い結果になりました。新規利用層で「QRコード決済・バーコード決済」が2位でしたが、スマートフォンのQRコード決済の新規事業者が増え、それぞれキャンペーンを行っているので、この機会に始めた人が多いのかもしれません。
キャッシュレス・消費者還元事業でのポイント還元は期間限定です(今年6月末まで)。せっかくなのでこのメリットを享受したいものです。キャッシュレス決済で思った以上にポイントがついた、という話も周りでよく聞きます。各社のサービスを比較し、少しでもお得なサービスを利用したいですね。
出典 ※株式会社ジェーシービー「キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査2019」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部