スマホ・モバイル決済の利用が昨年より倍増。女性は「ポイント還元」を重視!

配信日: 2020.03.19 更新日: 2020.04.02

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スマホ・モバイル決済の利用が昨年より倍増。女性は「ポイント還元」を重視!
昨年の消費税率引き上げに伴う「キャッシュレス・ポイント還元制度」により、コンビニなどでの少額な買い物でもカードやスマホで決済する姿をよく見かけるようになりました。なんとなくキャッシュレス化が進行しているような感覚があります。
 
特に、昨年やたらとCMを目にした「スマホ・モバイル決済」は、実際のところどの程度普及しているのでしょうか?
 
LINE株式会社では、同社のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で、スマホ・モバイル決済サービスの認知、利用シーンや普及状況に関する調査を実施しました(※)。それでは結果をみてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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「スマホ・モバイル決済」の認知が昨年より10ポイント上昇

マネー・決済系のサービスで知っているサービスを聞いたところ、トップが「スマホ・モバイル決済」(77%)で、 昨年度の調査結果が67%だったのに対し、10ポイントも増加しました。
 
次いで「スマホ同士での個人間送金サービス」(39%)でした。飲み会などで、1人が全員の分をスマホで決済し、スマホ送金で割り勘、というような使い方ができて便利です。他には「家計や資産を管理するアプリ」が34%、「投資ができるアプリ」が27%でした。
 
マネー・決済系サービスの利用状況については、「スマホ・モバイル決済」は41%と、前年の19%から大きく伸びました。それ以外のサービスについての利用はまだ1割未満です。
 
昨年は新しい「スマホ・モバイル決済」サービスが次々に生まれ、各社キャンペーンを行ったことと、10月からのキャッシュレス・ポイント還元制度の施行とが相まって、大躍進の年だったことがうかがえます。

キャンペーンとキャッシュレス・ポイント還元制度が「スマホ・モバイル決済」利用のきっかけ

「スマホ・モバイル決済」を利用したきっかけを聞くと、「キャンペーンをやっていたから」が男女とも1位で、4割を超えました。
 
2位は「キャッシュレス・ポイント還元のため」ですが、男性が31.5%であったのに対し、女性は42.0%と、約10ポイント上回りました。女性の方がポイント還元を意識しているようです。
 
3位は男性では「現金を(多めに)持ち歩くのが嫌だった」(24.1%)、女性では「家族・友達・知り合いのすすめ」(16.6%)でした。男性はバッグを持たずに歩いている人も多いので、お財布も持ち歩きたくないのかもしれませんね。

ふだん払いは「カード払い派」が「現金払い派」を上回る

ふだんのお店での支払いについて聞いたところ、「現金払い派」が63%で、昨年より9ポイント減少しました。一方、「カード払い派」が66%で、昨年より7ポイント増加し、現金払い派を超えました。
 
また、「スマホ・モバイル決済派」は38%で、昨年と比べ25ポイント増加と、大幅に増加していることがわかりました。10月からの施策により、キャッシュレスが着実に進んでいることがうかがえます。
 
ところが、年代別にみると、「現金払い派」が10代、20代で1位となりました。特に学生はクレジットカードを持っていない場合が多いので、この結果はうなずけます。30代から60代では、1位はすべて「カード払い派」となりました。
 
3位はすべての年代で「スマホ・モバイル決済派」となりました。現金、カード、スマホ・モバイル決済を場面に応じて上手に使い分けているようです。
 
スマホ・モバイル決済で重視する点については、20代、30代は「特典やポイント還元率がいいこと」が最も多く、40代、50代は、「セキュリティがしっかりしていること」を最も重視しているようです。お金を扱うわけですからセキュリティは重要ですよね。
 
60代はセキュリティ面も重視しているものの、「入金・チャージが簡単なこと」が同率で1位となりました。わかりやすく使いやすいサービスが好まれるようです。以上の結果から、キャッシュレス化が急速に進展していることがわかりました。完全キャッシュレスの時代もそう遠くないかもしれませんね。
 
出典 ※LINEリサーチ「スマホ・モバイル決済サービスに関する調査を実施」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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