朝の通勤通学時に待ち時間の短い駅はどこ? 都営地下鉄ランキング

配信日: 2020.05.16

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朝の通勤通学時に待ち時間の短い駅はどこ? 都営地下鉄ランキング
朝の通勤通学は時間に追われているので、電車やバスの待ち時間は1分でも、いや1秒でも短い方が良いです。
 
しかしどの路線も遅れがない限りいつ来るかは決まっています。それなら、待ち時間の短い路線を利用すれば良いと考え、都営地下鉄の各駅で待ち時間が短くて済む駅がどこかを探し、ランキングにしてみました。
 
待ち時間が短くなり、少しでも時間的に余裕ができれば、昼ご飯の買い出しや趣味の時間などに使うことができ、また金銭的にも、より有効な活用や節約にもつながることになるかと思われます。
 
松浦建二

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

三田線や浅草線は朝なら3分も待たずに乗れる!

朝の通勤通学時に待ち時間の短い都営地下鉄ランキングは、都営地下鉄の各駅の時刻表から平日朝7時台と8時台の本数を合計し、2時間で割って朝の時間帯の平均運行間隔を求めています。
 
同じ駅でも路線や上り下りは分けて数えています。また、調査は主要な駅(始発駅・終着駅・乗換駅等)のみ対象にしています。
 


 
都営地下鉄で朝の時間帯に最も運転間隔が短いのは、三田線白金高輪駅の目黒方面で、7~8時台は平均2.73分間隔で運転しています。東京メトロではさらに間隔が短い路線もありますが、3分と待たずに次の列車が来るなら、待つストレスはほとんどないでしょう。
 
2番目に運転間隔が短いのは浅草線押上駅の西馬込方面と、三田線目黒駅の西高島平方面で、7~8時台は平均2.86分間隔で運転しています。4番目の浅草線泉岳寺駅の押上方面までで、三田線と浅草線の両方向がそろいます。
 
都営地下鉄は4路線ありますが、通勤通学者が特に多いのはこの2路線と言えそうです。残りの大江戸線と新宿線は6番目以降に並んでいますが、例えば10番目の新宿線新宿駅の本八幡方面は2時間で27本しかなく、三田線や浅草線と比べると、朝の時間帯は3分の2程度の本数しかありません。
 
朝の通勤通学時でとにかく待ち時間を短くしたい人は、三田線や浅草線で本数の多い区間を利用すると良いでしょう。
 
また大江戸線を除く都営地下鉄の3路線は片方のみ他社線に乗り入れているので、もう一つの端(西馬込・西高島平・本八幡)の駅からだと座って通勤通学できる確率が高いです。座れるなら少し待ち時間があってもストレスにならないのではないでしょうか。

都営地下鉄はどこも昼間や土日は5~7分間隔で運行

朝は待ち時間が短くても帰宅時の待ち時間が長ければ、イラッとしてしまう人もいるでしょう。そこで、今度は朝(7~8時台)と夜(18~19時台)の運行本数の差の着目してみました。
 
朝も夜も多い路線があれば、朝も夜も少ない路線や、朝は多いけれど夜は少ない路線もあります。本数差がない順に並べてみました。
 


 
朝と夜の本数差が最も小さいのは浅草線泉岳寺駅の西馬込方面で、朝も夜も同数です。5番目の三田線高島平駅の西高島平方面は朝20本に対し夜23本で、朝より夜の方が多くなっています。一般的には朝の時間帯が一日の中で最も本数が多いので、都心でこの現象は珍しいです。
 
都営地下鉄は1日あたりの運行本数が180本から250本程度で、その差は主に朝の時間帯にありそうです。また、平日の昼間や土日は1時間あたりどこも9~12本であまり差がありません。都営地下鉄を利用するなら、平日朝の時間帯以外は5~7分くらいの待ち時間は覚悟しておきましょう。
 
朝、少しでも時間的な余裕ができれば、昼ご飯の買い出しもできるかもしれません。先に買い出しを済ませておければ、貴重なランチタイムをゆっくりと過ごせますね。
 
ランキングを作るにあたって都営地下鉄4路線の運行本数を細かく確認しました。駅によって差はありますが、他の地域から見たらどこもうらやましいくらい本数が多く、待ち時間はかなり短いと言われるかもしれません。
 
日本の人口は減り始めていますが、東京の人口はまだ増えているので、混雑からストレスがたまってしまうことも考えられます。通勤通学でのストレスが少しでも減って平和な生活が実現できるよう、ランキングを参考にしてみてください。
 
※都営地下鉄各路線の行き先は2020年3月時点のものであり、将来変更される可能性もあります。調査は主な駅(始発駅、終着駅、乗換駅等)に限っており、全駅を調査したわけではありません。
 
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者


 

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