LINE Payの使い方! 初期設定から使用方法までを徹底解説

配信日: 2020.06.24

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LINE Payの使い方! 初期設定から使用方法までを徹底解説
LINE Payは使い方が簡単で気軽に始めやすいことから、多くの人に利用されているスマホ決済サービスです。スマホにLINEアプリが入っていれば、LINEアプリ内でLINE Payの設定ができるため手間がかからず、思い立ったときにすぐにLINE Payを始められます。
 
この記事ではLINE Payの初期設定から使用方法まで詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてください。
鴨志田 大輔

執筆者:鴨志田 大輔(かもしだ だいすけ)

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー
 
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
 
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
 
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している

LINE Payについて

LINE PayはLINEの子会社である「LINE Pay株式会社」が運営しているスマホ決済サービスです。多くの利用者がいる「LINEアプリ」に組み込まれているため、日頃から使い慣れているLINEアプリをそのまま使えるという点が魅力です。
 
新しいアプリをダウンロードせずに使うことができるので「スマホ決済サービスを使ってみたい」という人が気軽に始めることができる、便利なサービスとなっています。LINE Payの特徴は以下のようになっており、多くのメリットがあります。
 

LINE Payの特徴
  • Visa LINE Payクレジットカードを作ってLINE Payに登録すると、クレジットカードを使った後払い決済「チャージ&ペイ」ができる
  • Visa LINE Payクレジットカードを使った「チャージ&ペイ」の支払いでポイントが貯まる
  • 友人同士で割り勘や送金ができる
  • コンビニやドラッグストアなど決済できる店舗が多い
  • LINE PayカードでLINEモバイルの支払いができる

 
そしてLINE Payの大きなメリットとして、
 

メリット
  • LINE Pay請求書支払いに対応した税金・公共料金を自宅でも支払うことができ、コンビニに行く手間も省ける。ポイントも貯まる。

 
という点が挙げられます。
 
自治体によって支払いができるものは違いますが、LINE Payの請求書支払いを使って自動車税や住民税、固定資産税、国民健康保険、介護保険料をLINE Payで支払うことができます。また、水道や電気、ガスなどの各料金の支払いもすることができます。
 
これらの税金・公共料金は支払額が大きいことが多いため、ポイントがつく「チャージ&ペイ」で支払えば、ポイントをたくさん貯めることができます(一部ポイント付与対象外)。
 
LINE Payでは2020年5月1日より、ランクに応じてポイント還元率や特典が変わる新しいポイント制度「LINEポイントクラブ」が導入されています。
 
このポイントクラブのランクは、過去6ヶ月の「Visa LINE Payクレジットカードを使ったチャージ&ペイ」による獲得ポイント実績によって毎月決定され、ランクに応じてポイント還元率ともらえるクーポンの数が変わる仕組みです(図表1)。
 
この5月からの新ポイント制度は、「チャージ&ペイ」でしかポイントがつきません。チャージ残高からの支払いでは、LINE Pay独自のポイント還元はありませんので注意しましょう。
 
【図表1】

ランク 過去6ヶ月間のポイント獲得実績 チャージ&ペイ利用時の還元率と特典
レギュラー 0ポイント ・還元率1%
・特典クーポン1枚
シルバー 100ポイント ・還元率1.5%
・特典クーポン3枚
ゴールド 500ポイント ・還元率2%
・特典クーポン6枚
プラチナ 5000ポイント
(Visa LINE PayクレジットカードのLINE Pay登録が必要)
・還元率3%
・特典クーポン10枚

 
上位ランクの条件は簡単とはいえず、特にプラチナランクに到達するにはかなりの支払いをしなければなりません。
 
しかし、日頃の支払いだけではなく、LINE Pay請求書支払いが可能な税金や公共料金も「チャージ&ペイ」で支払うようにすれば、ゴールドランクやプラチナランクに到達できる可能性が高くなります。
 
このように、LINE Payの「チャージ&ペイ」で支払いしてポイントを獲得することで、ランクが上がって高いポイント還元率を手に入れることができます。
 
また、プラチナランクで政府のキャッシュレス・消費者還元事業対象の店舗で支払いをした場合、ポイント還元率は「政府の2%もしくは5%のポイント還元」プラス「LINE Payの3%還元」となり、最大8%のポイント還元を受けられるのでとてもお得です。

LINE Payはどこでも使用可能なの?

LINE Payで支払いができるケースは以下の通りです。
 
・コンビニ、飲食店などの実店舗
・ECサイトでのオンライン支払い
・請求書支払い
・LINE Beacon対応の自動販売機

 
具体的なお店の例は図表2をご覧ください。いろいろな場面でLINE Payを使った支払いをすることができます。
 
【図表2】

支払い方法 支払い可能店舗 支払い可能店舗
コード支払い デイリーヤマザキ
セブンイレブン
ローソン
ガスト
キリン堂
ライフ
近鉄百貨店
スタジオアリス
成城石井
ビッグエコー
島村楽器
サミット
ベイシア
ダイコクドラッグ
マツモトキヨシ
TSUTAYA
トイザらス
日本旅行
パソコン工房
イケアストア
ヤマダ電機
シティコンタクト など
オンライン支払い Uber Eats(ウーバーイーツ)
コミックシーモア
Renta!
ラクマ
ZOZOTOWN
LINEチケット
出前館
ミュゼプラチナム
ピザハット
サンプル百貨店 など
請求書支払い アフラック生命保険株式会社
メガネスーパー公式通販
各自治体の税金や公共料金
各電力会社 など
Beacon決済 キリン「Tappiness自販機」

LINE Payの開始から支払いが可能になるまでの設定方法

LINE Payを使うための手順は簡単です。まずLINEアプリをダウンロードして、LINE Pay内で初期登録をして、本人確認を行う流れとなります。本人確認は必須ではありませんが、本人確認をしておくと以下の機能を使えるようになり、より便利にLINE Payを使えるようになります。
 
・LINE Pay内のお金がLINE Cash(電子マネー)からLINE Money(出金可能)になる
・LINEの友達に送金できる
・LINE Pay残高の上限が10万円から100万円になる
・利用できるキャンペーンの種類が増える(LINE Moneyのみ対象のキャンペーンがあるため)

 
本人確認は簡単に行うことができますので、LINE Payを設定したときに一緒に終わらせておくことをおすすめします。
 
LINE Payを使うには、まず初期設定が必要です。設定の仕方とチャージ方法について詳しく見ていきましょう。

LINEアプリのダウンロード

まずLINEアプリのダウンロードを行います。Android、iPhoneどちらであっても、1分ほどでダウンロードが完了します。
 

LINE Payのアカウント登録
    LINE Payのアカウント登録はとても簡単です。
     

  • (1)LINEウォレットのタブから「LINE Payをはじめる」をタップ
  • (2)規約に同意する
  • (3)登録完了
  • (4)パスワードを設定して完了

本人確認

LINE Payでは本人確認をすると使えるサービスの種類が増えます。本人確認の方法は「銀行口座登録」もしくは「スマホでかんたん本人確認」の2つです。
 

銀行口座登録で本人確認をする方法
  • (1)LINE Payで「銀行口座」をタップ
  • (2)規約に同意する
  • (3)口座情報を入力すれば完了

 

「スマホでかんたん本人確認」をする方法
  • (1)LINE Payの設定をタップ
  • (2)本人確認を選び、「スマホでかんたん本人確認」をタップ
  • (3)顔と身分証が一緒にうつった写真を撮り、アップロードする
  • (4)審査で承認されると本人確認完了

チャージする

LINE Payのチャージ方法は以下の5種類となっています。
 
・銀行口座からチャージ
・セブン銀行ATMからチャージ
・コンビニ(ファミリーマート)からチャージ
・LINE Payカードレジチャージ
・QRコード/バーコードを表示してチャージ
 
LINE Payを使う前にチャージをしてLINE Payの残高を増やしておきましょう。
 

【1】銀行口座からチャージする方法
銀行口座をあらかじめ登録しておくと、銀行の残高からチャージすることができます。LINE Payのチャージ方法の中でも、一番簡単な方法です。
 

(1)LINE Payの残高表示の右側の+マークをタップ
(2)銀行口座をタップ
(3)希望する金額を入力してチャージ完了

 

【2】セブン銀行ATMからチャージ
セブンイレブンなどを中心に設置されているセブン銀行ATMでもチャージができます。セブン銀行の口座がなくてもチャージでき、手数料は無料です。
 

(1)セブン銀行ATM画面で「スマートフォン取引」をタップ
(2)LINEアプリのウォレットをタップし、残高表示の右側の+マークをタップ
(3)セブン銀行ATMをタップ
(4)注意事項が表示されるので「次へ」をタップしてコードリーダーを立ち上げる
(5)ATM画面に表示されているQRコードをスマホで読み込む
(6)スマホ画面に4桁の企業番号が表示されるので、その番号をATMに入力
(7)金額を確認し、現金を投入してチャージ完了

 
またセブン銀行ATMではLINE payカードへのチャージも可能です。
 

(1)セブン銀行ATMにLINE Payカードを入れて取引を開始
(2)「ご入金」をタップし、画面に従って取引を行うとチャージ完了

 
チャージは1000円単位で、最低入金金額も1000円となっています。投入した金額はすべて入金され、お釣りは出ないので注意しましょう。

 

【3】コンビニ(ファミリーマート)からチャージ
ファミリーマートでのチャージは、Famiポートを使って行います。
 

(1)LINE Payのウォレットをタップ
(2)残高表示の右側にある+ボタンをタップ
(3)Famiポートをタップ
(4)希望のチャージ金額を入力し、「チャージ」をタップ
(5)受付番号と予約番号、利用可能なコンビニ名などチャージに必要な情報が表示される
(6)Famiポート画面上の「代金支払い」をタップ
(7)「番号を入力する」をタップして6桁の受付番号を入力
(8)11桁の予約番号(申込番号)を入力
(9)内容を確認して「OK」をタップ
(10)印刷されたレシートを持ってレジに行き、支払いをしてチャージ完了

 

【4】LINE payカードレジチャージ
LINE Payカードレジチャージに対応しているのは、ローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100、アインズ、AINZ&TULPE、LIPS and HIPSです。
 

(1)店頭でチャージしたい旨を伝える
(2)レジの端末でLINE payカードを機器に通してスワイプもしくは、店員に提示
(3)チャージ金額を支払ってチャージ完了

 
ローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100では1000円以上1円単位、アインズやAINZ&TULPE、LIPS and HIPSのLINE Pay導入店舗では1円以上1円単位で、いずれも上限額は1回4万9000円です。

 

【5】QRコード/バーコードを表示してチャージ
QRコードやバーコードを使ったチャージは、アインズ・アインズ&トルペ・LIPS&HIPSのLINE Pay導入店舗のみで利用できます。
 

(1)LINE Payの残高表示右横の+マークをタップ
(2)「QRコード/バーコード」をタップ
(3)QRコードもしくはバーコードをレジで提示し、チャージ金額を支払うとチャージ完了

LINE Payを使用する際の注意点

LINE Payは使いやすく便利なスマホ決済サービスですが、いくつか注意点がありますので紹介します。
 

クレジットカードからチャージできない

LINE Payではクレジットカードを使ってチャージをすることができません。銀行口座に残高がなかった場合はATMに入金しに行かなければならないですし、セブン銀行ATMやFamiポートでチャージしたい場合は、コンビニまで行く必要があります。

このようにLINE Payではクレジットカードからチャージができないため、チャージ残高が足りないときに時間や手間がかかることがデメリットとなっています。

 

「チャージ&ペイ」しかポイントがつかない

2020年5月からはLINEポイントクラブが導入され、「Visa LINE Payクレジットカード」を使った支払い方法である「チャージ&ペイ」でしかポイントがつかないシステムになりました。チャージ残高からの支払いでは、LINE Pay独自のポイント還元率はゼロになってしまうため、注意が必要です。

「LINE Payでたくさんポイントを貯めたい」という人は、「Visa LINE Payクレジットカード」を登録してポイントがつく「チャージ&ペイ」を利用しましょう。

 

ランクが低いと、ポイント還元率も低くなる

LINE Payのマイランクは4段階に分かれていますが、ランクを上げる条件が厳しいことがデメリットかもしれません。

一番下のレギュラーランクではポイント還元率は1%となっており、ほかのスマホ決済サービスに比べて高いとはいえません。二番目のシルバーランクでは還元率が1.5%となっていますので、できればシルバーランク以上でLINE Payを使いたいところです。

ランクを上げるには「チャージ&ペイ」を使った支払いをたくさんする必要がありますので、税金や公共料金の支払いなどをLINE Payで積極的に行って、ポイントを獲得することをおすすめします。

気になるほかのキャッシュレス決済との比較

LINE Payはほかのスマホ決済サービスに比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。LINE Payと楽天ペイ、メルペイ、PayPayを比較してみました(2020年6月時点)(図表3)。
 
【図表3】

スマホ決済の種類 LINE Pay 楽天ペイ メルペイ PayPay
スマホアプリ独自の常設のポイント付与 マイランクによって変化する
・レギュラー1%
・シルバー1.5%
・ゴールド2%
・プラチナ3%
(「チャージ&ペイ」利用時に限る)
楽天カードを使ったチャージで+0.5%、楽天カード登録使用だと+1% なし 0.5%(前月利用回数・料金などに応じて最大1.5%。
ポイント付与は残高払い、ヤフーカード払いのみ)
紐づけたクレジットカードでの支払い Visa LINE Payクレジットカードのみ可 楽天カードもしくはVisa・Mastercardのみ可 × Visa・Mastercard・JCB(ヤフーカードのみ)
使える店舗の多さ 〇(LINE Payカードを使うと
JCB加盟の国内外約3000万店舗で使用可)
◎(実店舗だけではなく
多くのECサイトで利用可)
◎(iD利用が可能なため)
チャージ方法 ・銀行口座
・セブン銀行ATM
・ファミリーマートでチャージ
・LINE Payカードレジチャージ
・QRコード/バーコードを表示してチャージ
・楽天カード
・楽天銀行口座
・ラクマの売上金
・銀行口座
・セブン銀行ATM
・メルカリの売上金
・銀行口座
・ヤフーカード
・セブン銀行ATM
・ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
・ソフトバンク、
ワイモバイルまとめて支払い
キャンペーンの頻度 多い 多い 多い 多い

LINE Payの還元率はマイランクによって変化するものの、ゴールドの2%、プラチナの3%はほかのスマホ決済に比べて高く、ポイントが貯まりやすくなっています。また、これまでLINE Payではクレジットカードを登録して支払いをすることができず、それが大きなデメリットとされてきました。
 
しかし、2020年5月から「Visa LINE Payクレジットカード」を登録することで「チャージなしの支払い」ができるようになり、他のスマホ決済サービスと同じように、より便利で使いやすいスマホ決済サービスになっています。
 
LINE Payでポイントを貯めるには、この「Visa LINE Payクレジットカード」の登録と「チャージ&ペイ」利用が必須となっていますので、LINE Payでポイントを貯めたい人は、まずこのカードを作りましょう。

まとめ

LINE Payの使い方は簡単で、キャッシュレス決済に慣れていない人でも簡単に使い始めることができます。
 
また、「Visa LINE Payクレジットカード」を作って「チャージ&ペイ」支払いをするとポイントがつき、そのポイントを支払いに使えることから、毎日の支出を抑えて節約できるようになります。
 
スマホ決済サービスの利用を考えている人は、ぜひLINE Payを検討してみてください。
 
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー


 

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