片づけの美学74 お風呂収納のテーマは浮かせる|掃除を楽にする片づけ

配信日: 2020.07.11

この記事は約 3 分で読めます。
片づけの美学74 お風呂収納のテーマは浮かせる|掃除を楽にする片づけ
お風呂場のカビに悩む季節になりましたね。お風呂掃除が面倒だとお嘆きの方に、掃除を楽にする片づけの方法や収納アイデアをご紹介します。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

「浮かせる」がテーマ

お風呂のカビやぬめりの発生は、毎日のお掃除で、ずいぶん軽減できます。また、毎日軽くお掃除することで、清潔を長くキープすることができれば、助かりますよね。軽いお掃除で、きれいをキープするためのポイントは、「浮かせる」ことです。
 
お風呂場に置いているシャンプー・洗面器などのお風呂グッズを、できるだけ床面と接しないように配置・収納することができれば、お掃除楽々を実現できます。浮かせるために、いくつか収納グッズを追加するだけです。

お風呂に必要?

お風呂グッズの置き場所を考える前に、そのアイテムがお風呂にあるべきかどうかを考えてみましょう。お風呂の棚を見て、使っていないシャンプーや化粧品のサンプル、スポンジ類はありませんか?
 
しばらく使った記憶がないアイテムは、今後不要である可能性大です。まずは処分や、お風呂の外へ移動させても困らないものかどうか、検討をしてください。
 
シャンプー類が家族それぞれ違う場合など、一度話し合いをして、1つに統合できないか相談するのも、全アイテムを浮かせるための鍵になります。見た目もスッキリさせることができます。

シャンプー類の置き場所

お風呂に棚がある場合は、シャンプー類を使ったらいつも棚に戻すようにしましょう。床や洗い場の台に置いたままだと、ヌルヌルやカビの原因になります。棚がない場合は、お風呂用のさびない加工がされているラックなどに入れて浮かせておきましょう。

洗面器やお風呂イスの置き場所

洗面器は、壁にフックを取り付けて浮かせるように工夫しましょう。フックは、吸盤や磁石で壁につくタイプの商品が便利です。
 
お風呂イスは、特にぬめり・カビがつきやすいアイテムです。浴槽の淵にまたがって掛けられるデザインのイスもあります。重さや大きさによって、フックで浮かせられない場合は、寝かせて乾かすだけでも、イスの床と接する面のぬめり・カビ防止に役立ちますよ。

おもちゃの置き場所

子どものお風呂おもちゃは、最も清潔に保ちたいアイテムです。ところが、でこぼこしていることが多く、ぬめり・カビから守るのが難しいアイテムでもあります。
 
ざっくり入れて収納できる、編み物ネットやカゴをフックでつるなどして、浮かせる収納場所を用意してあげましょう。「カゴいっぱいになったら、おもちゃを減らそうね」など、数を増やさないルール作りができるといいですね。

掃除道具の置き場所

毎日使うお風呂掃除の道具は棚やフックに掛けて、取り出しやすい場所に置いておきたいですね。ただ、時々使う掃除道具は、お風呂の外に出しておきましょう。お風呂に置いているだけで、ぬめり・カビの原因になります。

スッキリ空間が気持ちいい

お風呂には、必要最低限のアイテムがある状態が理想です。そして、お風呂上がりには、すべてのアイテムが床・台から浮いているように収納を工夫してみましょう。床にモノが置いていなければ、掃除を早く終わらせることができます。
 
軽い汚れであれば、洗剤を使わなくてもスポンジやブラシでこするだけで、水アカが取れます。洗剤の節約にもなるし、節水にもなり、エコなお掃除ができますよ。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表


 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集