更新日: 2020.10.04 その他暮らし
じわじわ負担になる車代。年間いくらかかっている?
今回は、車の維持費にはどんなものがあるのか、また維持費を減らす方法がないかを見てみましょう。
執筆者:福島佳奈美(ふくしま かなみ)
【保有資格】CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士・DC(確定拠出年金)アドバイザー
大学卒業後、情報システム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務。子育て中の2006年にCFP資格を取得、FPとして独立。「ライフプランニング」をツールに教育費や保険、住宅ローンなど家計に関する悩みを解決することが得意です。
車の維持費、年間どのくらい?
2019年度総務省家計調査による勤労者世帯の自動車の維持費の平均値は、下記のとおりです。
この調査結果を見ると、自動車の維持にかかる年間費用の平均値は、約19万円です。あくまでも平均値ですが、月に換算すると1万6000円程度、維持費がかかることになります。
車にかかる維持費は、使用頻度や住宅事情等によって差がつく費用と、あまり差がつかない費用に分けられます。
使用頻度や住宅事情により差がつく費用は?
使用頻度や住宅事情等によって差が大きい費用としては、燃料代、駐車場代、メンテナンス代などが挙げられます。特に費用の差が大きいのが駐車場代ではないでしょうか。
マンションや賃貸住宅に住んでいる場合、月極の駐車場代が必要になります。地方の場合は数千円程度、大都市の場合は数万円程度の出費を覚悟しておかなければならないでしょう。ただし、大都市でも駐車スペースのある持ち家なら駐車場代はかかりません。駐車場代は住宅事情によって大きく変わり、節約も難しい費用だといえます。
また、車の「使用頻度」によって大きく変わるのが、燃料代や整備費などのメンテナンス費用です。ガソリン代は走行距離により、月に数千円から数万円程度。「1人1台」が当たり前の地域では、家族の人数によりガソリン代の負担も大きくなります。
オイル交換やバッテリー交換、タイヤ交換などのメンテナンス費用も、使用頻度が高ければそれだけお金もかかるでしょう。車検は新車購入から3年後、その後は2年ごとに必要ですが、費用は数万円か十数万円程度というのが一般的でしょう。車検費用は、車種や使用状況、経過年数等により費用が変わります。
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車には税金や保険料もかかる!
車を持っていると税金や自動車保険料も必要です。
毎年かかるのが、4月1日時点での車の所有者にかかる自動車税・軽自動車税です。用途や排気量により税額が決まります。自家用車の場合、軽自動車税は1万800円です。普通自動車は総排気量や新車登録時期により税額が異なります。新車登録時期が2019年10月1日以降、税額は引き下げられており、2万5000円~11万円です。
例えば、総排気量1リットル超~1.5リットル以下の場合は3万500円、1.5リットル超~2リットル以下の場合は3万6000円です。
また、自動車を運転する場合に必ず加入しなければならないのが自賠責保険です。自賠責保険料は、自動車購入時や車検の時に支払います。ちなみに保険料は、24カ月契約の場合、軽自動車が2万1140円、自家用乗用自動車が2万1550円です。
また、任意で加入する自動車保険もあります。万一事故を起こしてしまった場合に備えるため、加入する方がほとんどです。保険料は年齢や車両保険の有無、車種などによって異なりますが、前述の家計調査結果では年間約3万8000円です。
車の維持費を節約する方法
これまで、車の維持にかかるお金を見てきましたが、どれも必要な費用なので、減らしたくてもなかなか減らすのが難しそうです。特にメンテナンス費用は事故を防ぐためには必要です。しかし、ある程度減らせる費用もあります。
自分でコントロールして減らせる費用としては、ガソリン代や任意保険料、車検費用ではないでしょうか。急な発進を控える、無駄なアイドリングをやめるなどの「エコドライブ」を心がけることや、不要な荷物を積まないようにすることで、ガソリン代を抑えることも可能になります。
また、任意保険の場合、ネット系自動車保険なら数千円から2万円程度のネット割引が受けられる場合がありますし、運転者の年齢や走行距離などを入力して見積もりを取ると保険料にかなり差が出る場合があります。毎年同じ保険会社で更新するのではなく、見積もりを取って見直すことで大幅に保険料を節約できる場合があります。
車検も、時間に余裕があれば複数の事業者で見積もりを取って、費用が安いところを探すこともできます。
自動車保険の見直しは1年に一度ですし、車検は2年に一度ですからそんなに負担にはならないでしょう。このように、ある程度手間をかければ、自動車の維持費を減らすことも可能です。ぜひやってみてはいかがでしょうか。
執筆者:福島佳奈美
【保有資格】CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士・DC(確定拠出年金)アドバイザー