“独身貴族”って本当にいる? 独身500名に聞いた、毎月自由に使える金額とは

配信日: 2021.01.15

この記事は約 5 分で読めます。
“独身貴族”って本当にいる? 独身500名に聞いた、毎月自由に使える金額とは
自分のためだけにお金を使える独身の人のことを“独身貴族”と呼ぶこともあります。一般的な独身の人たちは、本当に自分のためだけに毎月自由にお金を使っているのでしょうか。
 
今回は、株式会社タンタカが発表した、独身のお金に関するアンケート調査の結果(※)をひもといてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

独身の人たちの月収や雇用形態は?

この調査は、独身の男女500名を対象におこなったもの。まずは気になる雇用形態をチェックしてみましょう。
 
【あなたの職業(雇用形態)は?】
1位:正社員 36.6%
2位:パート・アルバイト 18.4%
3位:学生・無職・その他 16.8%
4位:個人事業主(フリーランス含む) 16.2%
5位:契約社員 7.2%
 
もっとも多かったのは、4割弱の正社員でした。この調査対象の年齢層は「20歳未満 0.6%(3人)」「20代 25.6%(128人)」「30代 41.6%(208人)」「40代 23.0%(115人)」「50代 7.8%(39人)」「60代 1.4%(7人)」とのことで、ボリュームゾーンである20代から40代の人たちに正社員が多いということにもなりそうです。
 
では、独身のみなさんの月収はずばりどの程度なのでしょうか。
 
【あなたの月収はいくらですか?】
1位:10万円~20万円未満 32.4%
2位:20万円~30万円未満 25.2%
3位:5万円~10万円未満 9.8%
4位:30万円~40万円未満 8.8%
5位:1円~1万円未満 5.8%
6位:3万円~5万円未満 5.0%
7位:1万円~3万円未満 5.0%
 
6割近くの人が、10万円から30万円未満の月収ということがわかります。30万円以上の人は13.4%、1円から30万円未満の人は83.2%、0円の人は3.4%という結果になりました。
 
思ったよりも“貴族”っぽさが感じられない印象ですが、自由に使えるお金はどのようになっているのでしょうか。
 

独身の人たちが毎月自由に使えるお金とその用途

では、独身の人たちが毎月自由に使えるお金について見ていきましょう。
 
【月々の「自由に使えるお金」はいくらですか?】
1位:1万円~3万円未満 32.0%
2位:1円~1万円未満 24.2%
3位:3万円~5万円未満 20.8%
4位:5万円~10万円未満 16.2%
5位:10万円~15万円未満 3.0%
 
半数以上の人が、月に自由に使えるお金は1円~3万円未満と回答しています。月のお小遣いとしては妥当な金額かもしれませんね。3万円以上10万円未満という人は、全体の37%。10万円以上使える人は6%。逆に0円という人は0.8%という結果になりました。
 
自由に使えるお金が多いというと、やはり10万円以上を想像する方が多いかもしれません。そうなると、意外に“独身貴族”と呼ばれる人は少ないのかもしれませんね。
 
では、どのような用途でお金を使っているのでしょうか。
 
【自由に使えるお金の使い道はなんですか?(複数回答)】
1位:趣味・旅行・レジャー 20.8%
2位:外食・飲み代 19.0%
3位:衣類・小物・アクセサリー 15.2%
4位:コスメ・化粧品 11.5%
5位:書籍・雑誌 10.2%
6位:音楽・映画鑑賞 7.2%
7位:美容院・エステ 6.5%
8位:投資 3.0%
 
およそ5人に1人は、自由に使えるお金を「趣味・旅行・レジャー」「外食・飲み代」に使っていることがわかります。その次が、ファッション関連の15.2%。「コスメ・化粧品」については女性の回答が多いかもしれませんが、それでも11%を超えています。
 
自由に使えるお金を投資にあててさらに増やそうと考えている人は、全体の3%と少数派。実は10位には「ギャンブル」(2.7%)という回答もありました。
 
趣味や旅行、外食や飲み代にお金を使い、自由を謳歌する独身の方が多いということでしょうか。
 

毎月自由に使いたい理想の金額とは

独身のみなさんは、今のお金事情に満足しているのでしょうか。最後に、現在の満足度や自由に使える理想の金額を見てみましょう。
 
【自由に使えるお金の金額に満足していますか?】
・満足 4.6%
・やや満足 12.2%
・どちらでもない 20.4%
・やや不満 35.6%
・不満 27.2%
 
この回答を見ると、現状に満足している人は16.8%、不満をいだいている人は62.8%ということがわかります。不満という人のほうが圧倒的に多いですね。
 
では、自由に使えるお金がいくらあれば理想的なのでしょうか。
 
【自由に使えるお金の「理想の金額(月々)」はいくらですか?】
1位:5万円~10万円未満 33.0%
2位:3万円~5万円未満 26.6%
3位:10万円~15万円未満 17.4%
4位:1万円~3万円未満 9.0%
5位:15万円~20万円未満 5.0%
 
TOP5は上記のとおり。自由に使えるお金はいくらあっても構わないと思う人も多そうですが、みなさん意外に現実的なようです。半数以上の人が、3万円から10万円未満と回答。10万円以上30万円未満と回答した人は、26.4%。50万円以上は3.8%でした。
 
一方で3万円未満と回答した人も10%ほどいることから、決して高望みをしている人ばかりではないということもわかります。
 
自由に使えるお金が増えれば、心にもゆとりが生まれ、日々の生活にハリが出ることも。お金だけでなく心のゆとりも持ち合わせている人こそが、“独身貴族”なのかもしれませんね。
 
[出典]
※株式会社タンタカ「【独身の方500名に調査】毎月自由に使えるお金はいくら?理想の金額は?」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集