更新日: 2021.01.28 子育て

高校卒業間近!車の免許を取得するためにはいくら必要?

高校卒業間近!車の免許を取得するためにはいくら必要?
高校在学中だと学校に届出等が必要になることもありますが、夏休みに一足先に普通車(2輪は除く)の免許(以下免許と記載)を取得した人もいるかもしれません。
 
また卒業後の進路が早くに決まったりすると、高校卒業前後の春に免許を取得する学生は多いでしょう。免許を取得するためにはいくら必要か、どのくらいの期間で取得できるのかなどを説明します。
 
免許を取得するには一般的に自宅から教習所に通学しながら取得する、もしくは宿泊施設で合宿し取得する方法があります。さらに普通車免許にはAT車(オートマチック・トランスミッション)とMT車(マニュアル・トランスミッション)の2種類あります。
 
それぞれのメリット、デメリットを理解し、自分のスケジュールに適した方法を選びましょう。
三藤桂子

執筆者:三藤桂子(みふじけいこ)

社会保険労務士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、FP相談ねっと認定FP、公的保険アドバイザー、相続診断士

大学卒業後、公務員、専業主婦、自営業、会社員、シングルマザーとあらゆる立場を経験した後、FPと社会保険労務士の資格を取得し、個人事業主から社会保険労務士法人エニシアFP を設立。

社会保険労務士とFP(ファイナンシャルプランナー)という二刀流で活動することで、会社側と社員(個人)側、お互いの立場・主張を理解し、一方通行的なアドバイスにならないよう、会社の顧問、個別相談などを行う。

また年金・労務を強みに、セミナー講師、執筆・監修など首都圏を中心に活動中(本名は三角桂子)。

https://sr-enishiafp.com/

自分のペースで自由に取得! 通学編

一般的に自宅から教習所に通学しながら免許を取得する通学免許は、自分のペースで高校に通いながらでも、他のプライベートを並行しながらでも教習所に通うことができます。
 
自分のペースでスケジュール管理しながら取得できるメリットがあります。入学から卒業までの期間は一般的に2~3ヶ月程度といわれています。
 
また教習期限は法令により教習開始から9ヶ月以内と定められています。高校卒業前後である春は、高校生だけでなく、一般的に免許を取得しようと考える人が多いので教習所は繁忙期です。
 
自分が希望する時間に予約が取りづらいことが想定されるため、卒業まで長くかかる可能性もあり、注意が必要です。
 

短期集中! 合宿編

合宿免許はその名のとおり、免許を取得するために合宿することです。合宿中は入学から卒業までのスケジュールが完璧にカリキュラムが組まれているため、他の予定を入れることはできません。
 
短期間に集中して取得するには合宿免許のほうが有利です。合宿期間は、AT車限定であれば14日程度、MT車を希望するなら16日程度かかります。
 
そのため春休み、夏休みなど、長期の休みは合宿免許も繁忙期です。繁忙期は料金が高めとなるだけでなく、早めに予約しなければ希望する場所(合宿地)が取れない場合もあるので、自分の予定が決まったら早めの予約が必要です。
 
合宿免許ならではの確認事項は、宿泊施設とプランです。宿泊施設は、ホテルのシングルから、ツイン、相部屋まで、また施設も寮やロッジなど、さまざまです。さらに安く抑えるには自炊プランもあります。
 
宿泊施設や食事の提供などで料金は変動します。合宿免許を他県で受講するなら、現地までの往復の交通費が必要になります。運営会社によっては交通費の全額または一部を負担する会社もあります。
 
また試験、検定が再試験になり延泊が必要となることがあります。契約料金の別に、自己負担になるもの、追加料金が必要となるものを確認しましょう。
 

契約時料金に含まれるものと追加される料金はあらかじめ調べておく

免許を取得するにかかる料金は、一般的に入学金から卒業までの料金が30万円程度かかるといわれています(参考資料:総務省統計局小売物価統計調査(動向編)自動車教習所より)。
 
インターネットで検索すると、教習所に通学するより、合宿免許のほうが安い金額が提示されていることが多いです。しかし宿泊施設やプランによっては変動があります。あくまでも一般的な目安と考え、詳細を確認しましょう。
 
仮免許学科試験や卒業検定、実技教習など、単位を落としてしまうと追加料金が加算されます。ただし、教習所のプランによっては、追加料金がかからないお得な定額プランが用意されているところもあります。運転操作や試験勉強に苦手意識がある人にはお勧めのプランです。
 
安く費用を抑えたい人は、学生割引やパック割引など、各種割引を利用し契約料金を抑えること、追加料金が発生しないよう教習単位を落とさず習得することです。
 
また、AT車とMT車のどちらかを選ぶなら、AT車の免許のほうがMT車より技能教習時間が短いため1万~2万円程度料金が安くなっています。
 

まとめ

進学、就職など、新しい生活が始まる前に免許を取得しようと考える人が多いと思いますが、高校生の契約には親権者の同意が必要になるでしょう。
 
予算はいくらまでなら負担できるのか、泊まりでも大丈夫なのか、通学、合宿のメリット、デメリットを理解し家庭内で話し合って決めることが大切です。通学、合宿ともに高校卒業前後は高校生だけに限らず、学生であれば、長期休暇にあたるため、教習所は繁忙期です。
 
料金が高めに設定されているケースや、予約を取るに混雑する可能性があります。複数社調べ、比較してみることをお勧めします。車の免許は、学科、実技とも、ほとんどの人が初めて習うことが多いことでしょう。
 
通学は次の教習までに期間が空いてしまうと、忘れてしまうこともあります。法令による期限もあるので、免許を取得するまでは、他の予定より優先して、計画を練ったほうが効率的であると考えられます。
 
執筆者:三藤桂子
社会保険労務士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、三藤FP社会保険労務士事務所 代表、FP相談ねっと認定FP、公的保険アドバイザー、相続診断士
 

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