【春から社会人1年目、人生初の一人暮らし】手取りは「20万程度」らしいのですが、適正家賃はいくらですか?
配信日: 2023.02.11
そこで、本記事では「手取り20万円程度で春から社会人1年目を迎える人」を例に挙げて、適正家賃を解説します。あわせて、家賃以外に注意すべきポイントなどを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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手取り20万円の適正家賃とは?
一般的に手取りの3割が家賃の適正価格であるといわれています。一人暮らしをするには家賃のほかにも、食費や光熱費、交際費、被服費などが必要です。また、急に病気になることもあるでしょう。しかし、手取りの7割の余裕があれば、基本的に乗り越えることができます。
例えば、手取り20万円の場合は「20万円×3割=6万円」が家賃の適正価格です。この価格には共益費や管理費も含みます。不動産会社から提示された家賃が「家賃6万円(共益費3000円)」であった場合、適正価格を超えることになってしまいます。共益費や管理費込みの価格なのかどうかを、必ず確認するようにしましょう。
ちなみに、適正家賃を計算するときはボーナスを含めずに計算します。なぜなら、ボーナスは会社の業績によって変動するものだからです。ボーナスをあてにして家賃を設定してしまうと、会社の業績が悪化して思ったよりもボーナスが少なかった場合に生活が厳しくなってしまいます。
適正価格を計算する際の基本は手取りの3割ですが、例外もあります。なかには奨学金の返済などで定期的にまとまったお金が必要な人もいるでしょう。この場合は必要なお金を考慮して、家賃6万円よりも安い家賃の物件に住むことをおすすめします。
このほか、「将来のために貯金したい」「趣味を充実させたい」など、住む場所よりも優先したいことがある人も手取りに占める家賃の割合を低くするとよいでしょう。逆に、なかには家賃6万円以上の物件に住むことができる人もいます。それは会社から家賃補助が出る場合です。
ただし、自分の手取りから出すのは6万円。つまり、家賃補助が2万円出るとすると6万円+2万円で家賃8万円の家に住むことができるというわけです。
家賃以外に注意すべきポイントとは?
家賃の適正価格にこだわるあまり、見落としがちなのが通勤時間の存在です。例えば、都心部から離れれば離れるほど、安い家賃でも広くて築浅な物件が見つかりやすくなります。
しかし、会社が都心部にある場合、あまりにも距離が離れていると毎日の通勤がつらくなります。また、会社が全額交通費を負担してくれない場合もあるでしょう。毎日の通勤が負担にならない距離で、適正価格の物件を見つけることをおすすめします。
月の手取りが20万円の場合、家賃の適正価格は手取りの3割の6万円!
一般的に手取りの3割が家賃の適正価格であることを考えると、手取り20万円程度の社会人1年生は家賃6万円の物件を探すといいでしょう。ただし、家賃のなかには共益費や管理費も含みます。
とはいえ、「家賃以外に優先したいものがある」「会社から家賃補助が出る」といった場合は、手取りに占める家賃の割合は変動します。月々の生活に困らないような家賃の物件を探すようにしましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部