最終更新日: 2020.03.24 公開日: 2020.03.22
ローン

【FP解説】住宅ローンの保証料ってなに? 一体、いくらなの?

執筆者 : 新井智美

住宅ローンを組む際は、さまざまな諸費用が必要になります。その中の1つに保証料というものがあります。
 
この保証料というものは、いったい何のための費用なのでしょうか?そして、いくらくらい払うものなのでしょうか?今回は、保証料について詳しく解説します。
新井智美

執筆者:

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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聞くのは耳ではなく心です。
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住宅ローンの保証料とは

住宅ローンの保証料とは、ローンを契約した金融機関が用意した保証会社に保証料を支払うことによって、契約者の不測の事態によって住宅ローンが払えなくなってしまった場合、保証会社が契約者に代わり金融機関にローンの残額を返済するための費用。
 
金融機関は住宅ローン資金を融資すると同時に、お金を預かっている責任と信用を守るため、リスク回避をすることも企業として求められています。したがって保証会社とは、金融機関が融資を回収できなくなるリスクを回避するためのものともいえます。
 
■保証料はいくら?
保証料は後に述べる支払い方法によって、その金額が変わります。今回は参考までに、りそな銀行の保証料についてご紹介します。
 


【金利上乗せ型】
保証料は借入金利に含めて計算します。具体的には、一括前払い型の借入金利に年0.2%を加えた金利です。例えば適用金利が1%だった場合は、1.2%が最終的な金利になります。
(参考:りそな銀行住宅ローン商品概要)
 
住宅ローンは借入金額が大きく、返済期間も長いため、0.2%の上乗せでも総返済額にかなりの差が出てきます。必ず、一括前払い型と金利上乗せ型を比較し、今後の返済計画も合わせて判断されることをおすすめします。
 
■保証料は審査結果によって変わる?
保証料は一律で決まっているわけではなく、住宅ローンの審査結果や借入期間・借入金額によっても変わります。
 
したがって、勤務先などの属性も審査に影響することから、重要なポイントといえます。例えば、公務員や大手企業で働いている方であれば、貸し倒れのリスクは低いと判断されるため、保証料が少なくなる可能性もあります。
 
■保証料なしの住宅ローンも存在する?
最近多く見られるネット銀行が販売している住宅ローン商品を中心に、「保証料不要」となっているものがあります。
 
■保証料なしの住宅ローンのデメリット
保証料が不要となるとかなりうれしく感じますが、その分デメリットも存在します。
 
・審査が厳しくなる傾向がある
保証料なしということは、返済不能となったときに保証会社を使わずに、銀行自らが抵当権を設定するということです。したがって、それだけ審査が厳しくなると思ってください。
 
・融資手数料が高額
保証料なしの住宅ローンのほとんどが、保証料を取らない代わりに融資手数料を設定しています。そしてその相場は借入金額の2%となっています。仮に3000万円を借り入れた場合の融資手数料は60万円になります。
 
しかも、これは税抜きの金額ですので、消費税が加わることでさらに高額になります。結局、総合的に判断した場合、保証料を一括前払いで支払ったほうが安く済むということもあり得ますので、複数の金融機関の住宅ローン商品を比較し、検討するようにしましょう。

住宅ローンの保証料はいつ支払うの?

住宅ローンの保証料の支払いについては、一括前払いを選択した場合、基本的に融資実行・契約時(または直前)に行う必要がありますので、それまでに資金を用意する必要があります。
 
基本的には金融機関所定の口座に事前に振り込む形で支払います。支払い方法は審査・契約の手続きの最中に金融機関から指示されますので、その指示に従えば問題ありません。
 
金利上乗せ型を選択した場合については、金利を上乗せして計算し、それを毎月の返済額に含めた形で払っていくことになります。0.2%の上乗せであっても、借入額が大きく、また返済期間が長期にわたれば、その分、総返済額は大きくなってしまうことに注意が必要です。

住宅ローンの保証料の支払い方法

前述のとおり、保証料の支払い方法は2種類あります。
 
<一括前払い型>
住宅ローンの契約時に、数十万円から場合によっては数百万円となる保証料を一括で支払う方法です。この方法で保証料を支払うと、のちに繰上げ返済した際に一部が返金されます。
 
●一括前払い型の注意点
手元資金があれば一括前払い型を選択する方も多いですが、その中で将来的に繰上げ返済や借り換えを検討している方は、注意する必要があります。
 
本来、保証料は保証を受ける期間(借入期間)に対して払うものなので、繰上げ完済や借り換えで一括返済をすると、残り期間分の保証料が返戻される仕組みがあります。
 
ただ前払いした保証料のうち、大部分が返済を始めた最初数年分の保証料に充てられるため、戻ってくるお金が想像していた金額よりも少なくなると思ってください。
 
<金利上乗せ型>
住宅ローンの契約時の金利に上乗せされて支払う方法です。契約のときの金利は審査によって異なることも多く、場合によっては高くなることも予想されます。ちなみに、金利上乗せ型を選択すると、一括前払い型のような繰上げ返済時の一部返金はありません。

Q&A

Q1.保証料がいらないローン会社はありますか?
A1.上で述べたように、主にネット銀行においては保証料を不要としています。ちなみに一例として以下の会社を挙げておきます。
 
【保証料無料の住宅ローン一例】
・住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン
・住信SBIネット銀行 MR.住宅ローンREAL
・じぶん銀行
・イオン銀行
・ソニー銀行
・楽天銀行
・ARUHI スーパーフラット
 
Q2.保証料の目安などは分かりますか?
A2.参考までに、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、それぞれで3000万円の借入れを行った場合の一括前払い保証料について調べてみました。ちなみに返済期間は35年としています。
 
三菱UFJ銀行:61万8300円
みずほ銀行:61万8330円
三井住友銀行:61万8330円
 
ただし、この金額は最低金利が適用された場合ですので、審査の結果によってこれ以上の金額になることは十分に想定されます。一般的にいわれている目安は、借入金額1000万円あたり、以下のようになっています。
 
返済期間が10年の場合:10万円~30万円程度
返済期間が20年の場合:15万円から50万円程度
返済期間が30年の場合:20万円から70万円程度
 
このように、返済年数が長ければ長いほど保証料が高くなる傾向にありますまた、この他に各社ともに保証会社手数料の3万3000円(税込)が必要です。
 
ちなみに、ネット銀行の場合は保証料を不要としている代わりに、事務手数料として借入金額の2.2%を必要とします。上と同じ条件(3000万円)の借入れであれば、66万円の事務手数料です。
 
審査結果によりますが、最低金利が適用されるのであれば、ネット銀行よりもメガバンクなどのネット銀行以外の金融機関のほうが割安になる可能性もお分かりいただけると思います。

まとめ

住宅ローンを借り入れる際に必要な保証料ですが、最近は保証料を不要としているネット銀行も増えてきています。
 
また、保証料が必要な場合でも、一括支払い・分割支払いの2つの方法があることを知っておくと、購入時の資金計画に幅を持たせることができます。
 
住宅ローンは総合判断です。金額だけでは比較できない付帯サービスの違いもあることから、しっかりと自分に合った住宅ローンを探し出す努力が必要であるということ頭に入れておきましょう。
 
(参考)
りそな銀行「りそな住宅ローン 商品概要」
三菱UFJ銀行「住宅ローン 商品のご案内」
みずほ銀行「みずほ住宅ローン商品概要」
三井住友銀行「三井住友住宅ローン」
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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