更新日: 2022.08.02 その他ローン

ローンの審査に通過できない!? 自分の「信用情報」を確認してみよう

執筆者 : 馬場愛梨

ローンの審査に通過できない!? 自分の「信用情報」を確認してみよう
ローンやクレジットカードは、「審査」に通過しないと利用できません。しかし、他社でたくさんお金を借りている人や過去に返済が遅れたことがある人などは、審査に通過しにくい傾向があります。
 
金融機関は「信用情報」を確認することで、他社での借入状況や返済状況などを把握しています。信用情報とは何なのか、自分の信用情報を確認するにはどうすればいいのか解説します。
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

https://babaeri.com/

審査でチェックされる! 「信用情報」とは?

■信用情報とは

信用情報とは、ローンやクレジットカードの契約内容・借りている金額・返済状況などの情報を指します。クレジットヒストリーと呼ばれることもあります。意外かもしれませんが、携帯電話の端末代の分割払い履歴なども信用情報に含まれます。
 
ローンやクレジットカードの審査に通過するには「この人なら貸したお金を返済してくれる」という信用が大切です。
 
信用情報を見れば、いつどこの会社でいくら借りたのか、毎回期日を守って返済できているか、同時に他社にも申し込んでいるのか、自己破産や任意整理をしているか、などさまざまなことがわかるため、審査の際に必ず確認されます。
 
長期間返済できない状態が続いたり債務整理をしたりすることは、俗に「信用情報に傷が付く」「金融事故」「ブラックリスト入り」などといわれています。こうした事態に陥ると、審査に通過するのが難しくなります。
 

■信用情報機関とは

ローンやクレジットカードを申し込んだり利用したりすると、その記録(信用情報)が「信用情報機関」というところに登録されます。信用情報機関は「金融機関の貸しすぎ=利用者の借りすぎによる生活破綻」を防ぐためにできた機関です。
 
信用情報機関に登録された信用情報は、登録した金融機関だけでなく他の金融機関からも照会できるようになっています。そのため、金融機関は自社の商品に申し込んできた人の他社での契約情報・返済状況も正確に把握できるのです。
 

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信用情報を確認する方法

信用情報は通常、金融機関が確認するものです。ただ、自分で自分の信用情報を確認することもできます。自分の信用情報を見れば、何社でいくら借りているのか現状を整理したり、審査に落ちた原因を分析して対策を練ったりしやすくなりますよ。
 
信用情報を確認したいと思ったら、信用情報機関で開示請求の手続きをしましょう。
 
信用情報機関は、以下の3種類あります。
 

・CIC(株式会社シー・アイ・シー)……クレジットカードや携帯電話の機種の分割払いなどの情報が中心
・JICC(株式会社日本信用情報機構)……消費者金融会社を始めクレジット会社、信販会社、金融機関、保証会社、リース会社等の情報が中心
・KSC(全国銀行個人情報センター)……金融機関等からの借り入れの情報が中心

 
利用したサービスや金融機関によって登録される信用情報機関が異なりますが、上記3機関は返済遅延など特に重要な情報については共有しています。
 
いずれの場合も、手数料が1回1000円程度かかります。窓口や郵送での手続きも可能ですが、手軽で早い「インターネットでの手続き」が最もおすすめです。信用情報機関の公式サイトにある申込画面から、必要な情報を入力して送信しましょう。
 
信用情報が記載された「開示報告書」の見方は機関ごとに違いますが、特に「異動」という表記がある(「異動参考情報」の欄に記載がある)場合は要注意です。これは審査上かなり不利になる、長期間にわたる返済遅延や自己破産などの履歴があることをあらわしています。
 
異動の履歴は5年~10年程度で消えますが、信用情報機関によっても違うため、やはり開示請求して消えているか確認するのが確実でしょう。
 

まとめ

ローンやクレジットカードの審査に影響する「信用情報」。信用情報機関に開示請求を行えば、自分の信用情報を確認することができます。
 
「審査に通過できない原因を知りたい」「過去に滞納した記録がまだ残っているか確認したい」、そんなときは、手間と手数料はかかってしまいますが、開示請求の手続きをすることも検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

CIC 指定信用情報機関制度
CIC 情報開示
JICC 信用情報開示制度について
全国銀行個人信用情報センター 本人開示の手続き

 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表
 

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