更新日: 2022.09.12 その他ローン

目的別ローンとフリーローン、どっちを選ぶ? ローンの借り換え経験者はおよそ3割!

目的別ローンとフリーローン、どっちを選ぶ? ローンの借り換え経験者はおよそ3割!
家や車などの大きな買い物をしたとき、真っ先にローンを検討する人も多いでしょう。住宅ローンやカーローンなどの目的別ローンはもちろん、用途が自由なフリーローンや手軽なカードローンなど、世の中にはさまざまなローンが存在します。
 
ローンを組む人々は、どのようなローンを選択しているのでしょうか。20代~60代のローン経験者300人を対象に行われた、株式会社キュービックの「目的別ローンに対する意識調査」の結果を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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目的別ローンを選択している人の割合は? メリット・デメリットもチェック

まず、組んだことのあるローンの種類を見てみます。複数回答の第1位は、ずばり「住宅ローン」で、64.7%の割合です。回答全体の3分の2ですから、ローンといえば住宅ローンというイメージはあながち間違っていないといえそうです。
 
2位は44%の割合で「カーローン」でした。車を買うにもまとまったお金が必要ですから、ローンを組んだという人が半数近くいます。3位以下はガクっと割合が減り、「フリーローン」(15.3%)、「教育ローン」(6.7%)、「リフォームローン」(5%)と続きます。
 
こう見ると、フリーローンを組んだという人は少数派といえるでしょう。目的別ローンには、上記の住宅ローンやカーローン、教育ローンにリフォームローンに加え、医療ローンや介護ローン、ブライダルローンやビューティーローンなどさまざまな種類が存在します。
 
金融機関によって取り扱いの有無に違いはありますが、ローンの目的が明確かつ該当していれば、目的別ローンを選ぶ人のほうが多いということが分かります。
 
目的別ローンのメリットとして最も大きいのは、やはり金利の低さではないでしょうか。調査結果を見ると、およそ半数である48%の人が「目的別ローンのほうがフリーローンやカードローンより金利が低い」と回答しています。実際に利用してみて、金利の低さを実感している人も多いのかもしれません。
 
そもそも金利は、お金の使いみちや金額、担保の有無などによって決まります。そのために、使いみちが明確な目的別ローンは、フリーローンに比べて金利が低くなるというわけです。金利は少しでも下げたいもの。目的別ローンを組めるのであれば、それを選ばない手はないといえますね。
 
ただ一方で、審査が厳しいというデメリットも存在します。低金利で融資が受けられるということもあり、フリーローンより審査が厳しくなるのは当然といえます。過去のローンやクレジットカードの支払いを延滞していたり、他社から借金をしていたり、安定した収入がなかったりする場合は、目的別ローンを組むのが難しくなる可能性が高まります。
 
審査のために日数も必要になるため、目的別ローンを検討している人は時間に余裕を持って計画的に進めることが大切といえるでしょう。
 
結局のところ、安定した収入があって他社での借り入れなどもないのであれば、目的別ローンを。目的別ローンの審査が厳しそうな場合は、金利は高いもののフリーローンをということになりそうです。
 
ただ、金利の高さはのちのち自身にとって負担になる可能性もあるため、できることであれば目的別ローンを選択したいものですね。
 

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ローンに後悔したら、借り換えも検討を

実際にローンを組んで後悔している人はどれくらいいるのでしょうか。同調査によると、後悔していない人が54%と半数以上、組んで良かったと思っている人は13%。全体の約7割の人はポジティブに捉えていることが分かります。
 
ハッキリと「後悔している」と回答した人は22%でした。後悔している理由として最も多かったのは「金利の高さ」でした。そのほか、「無理してローンを組んでしまった」「ローンを組む必要がなかった」という回答も。
 
「ちょっとがんばれば一括で払えたのに……」という状況であればまだいいかもしれませんが、「無理してローンを組んだので月々の返済が厳しい」という状況だと、後悔だけでなく日々の家計にも頭を悩ませることになりかねません。ローンを組むときは慎重に考えたいものです。
 
ローンを組んで後悔した場合、思い切ってローンの借り換えを検討するのもいいでしょう。今回の調査では、およそ3割の人がローンの借り換えを経験しているとのこと。
 
パターンとしては、他社の目的別ローンに乗り換えるといったものが半数。さらに、カードローンやフリーローンを組んでいた人が、目的別ローンに乗り換えたというケースがおよそ4割。そして残りのおよそ1割は、目的別ローンからカードローン・フリーローンなどに乗り換えたというもの。最後のパターンは逆に金利が上がるため、かなり特殊なケースといってもいいかもしれません。
 
ほとんどの人は、より金利の低いローンを求めて借り換えていることが分かります。ローンは場合によって、月々の生活費を圧迫しかねないため、「このローンを組んで失敗した」「ローンを組んだあとに、もっと金利の低いところを見つけた」ということであれば、積極的に借り換えを検討するのも良いでしょう。
 
ローンはとにかく高額なお金が関わってくるもの。金利で損をすることなく、ローンを組んで良かったと思えるようにしたいですね。
 

出典

株式会社キュービック 目的別ローンに対する意識調査(@Press)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部