更新日: 2023.06.15 その他ローン

お金を借りたい… クレジットカードのキャッシングとカードローンはどう違う?

お金を借りたい… クレジットカードのキャッシングとカードローンはどう違う?
生活をしていると、さまざまな支払いや付き合いなどで予定以上にお金が必要になるときがあります。
 
そうしたシーンでは、金融機関などからお金を借りることができます。代表的なものは、クレジットカードのキャッシング枠を利用した借り入れと、カードローンの利用でしょう。
 
本記事では、この両者の概要を解説したうえで、クレジットカードのキャッシングとカードローンのそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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クレジットカードのキャッシングとカードローンの概要

クレジットカードのキャッシングとカードローンは、どちらも必要なときに現金を借りられるサービスですが、両者には違いがあります。まずは、両者の概要を説明します。
 

・クレジットカードのキャッシングとは

クレジットカードは銀行やカード会社などが発行し、キャッシュレスで買い物やサービスの利用への支払いができるカードです。
 
クレジットカードには買い物が可能なショッピング枠のほか、現金の借り入れが可能なキャッシング枠が付いているものがあり、後者を利用した現金の借り入れが、クレジットカードのキャッシングとよばれるものです。
 
なお、クレジットカードの審査を受ける際に、キャッシング枠を0円にして申し込むことも可能です。クレジットカードでキャッシングした際の基本的な返済方法は、一括払いとリボルビング払いです。
 

・カードローンとは

カードローンは、発行された借り入れ専用のカードを利用し現金を借り入れられるサービスです。物理的なカードを利用しなくても、インターネットで口座に振り込んでもらうことも可能です。
 
クレジットカードとは違い、買い物の支払いなどには利用できません。利用にはクレジットカード同様、審査を受ける必要があります。基本的な返済方法は、リボルビング払いです。
 

クレジットカードのキャッシングのメリットとデメリット

ここからは、両者の特徴をさらに詳しく解説します。まずは、クレジットカードのキャッシングのメリットとデメリットを整理します。
 

・メリット

クレジットカードを持っていれば、キャッシングはもちろん、ショッピングにも利用可能です。
 
すでに、キャッシング枠付きのクレジットカードが発行されているのであれば、キャッシング利用時に新たに審査を受ける必要もありません。海外のATMでも借り入れ可能なクレジットカードが多い点もメリットです。
 

・デメリット

一般的に、カードローンと比べて金利が高く設定されている点には注意が必要です。また、ショッピング枠とキャッシング枠はトータルで限度額が設けられているケースが多く、キャッシング枠の利用によりショッピング枠が減ってしまうことが一般的です。
 
特に、公共料金や税金の支払いにクレジットカードを利用している場合には要注意です。また、ほとんどの場合、カードローンよりも借入限度額が低く設定されています。少額の借り入れを目的とした利用が適しているでしょう。
 

カードローンのメリットとデメリット

つづいて、カードローンのメリットとデメリットを説明します。
 

・メリット

クレジットカードのキャッシングと比較して、借入限度額が高い傾向があります。限度額には個人差があるものの、審査に通れば500万円や800万円など高額の借り入れが可能です。
 
多くの場合、クレジットカードのキャッシングよりは金利も低く設定されています。無利息期間を設けているカードローンもあり、賢く利用すれば小さな負担で借り入れができるでしょう。
 

・デメリット

返済方法をリボルビング払いとしているカードローンが多く、この方法は毎月の返済額が変わらないことから、どれだけ借りているのか分からなくなる危険があります。
 
カードローンの利用は、繰り上げ返済なども上手に活用しながら、返済する必要があります。金利が低く限度額も大きいため、借りすぎてしまわないように注意が必要です。また、借入先が増えるほどにカードの所有枚数が増えてしまうデメリットもあります。
 

それぞれの特徴を把握し利用目的に合った使い方の選択が重要

お金が必要になった際には、クレジットカードのキャッシングやカードローンを利用した借り入れが可能です。キャッシングは専用の枠が付いたクレジットカードを持っていれば利用でき、新たな審査は必要ありません。
 
一般的には、カードローンはキャッシングよりも借入限度額が高く、金利が低いのがメリットです。
 
当然ながら、どちらも銀行などに比べると金利が高く返済は必須なため、利用目的に合った計画的な使い方が求められます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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