更新日: 2023.09.25 教育ローン

「教育ローン」と「奨学金」の併用はできる?振り込みのタイミングがポイントに?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「教育ローン」と「奨学金」の併用はできる?振り込みのタイミングがポイントに?
子どもの教育資金への備えとして、教育ローンや奨学金について、検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、両方からお金を借りられるのかがよく分からず、見通しが立たずに、不安に思われている方もいらっしゃるかもしれません。
 
そこで今回は、教育ローンと奨学金は併用できるのかという疑問についてと、その上手な利用方法について、ご紹介します。制度については早いうちに確認しておき、いざというときに焦らずに済むように、準備しておきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

教育ローンと奨学金は併用できる

教育ローンと奨学金は、借りる名義人が異なるため、併用が可能です。まずは、教育ローンと奨学金の違いについて押さえておきましょう。
 
教育ローンは、株式会社日本政策金融公庫(国)から、保護者が融資を受けます。350万円までの範囲内で借り入れができ、名義人となって返済義務を担うのは保護者です。申し込みは通年可能ですが、必要時期の2~3ヶ月程度前を目安に、手続きをする必要があります。
 
一方の奨学金は、独立行政法人日本学生支援機構が、進学する子ども自身へお金を貸す制度です。無利子の第一種奨学金や、有利子の第二種奨学金を、子どもが自身の名義で利用することが基本です。
 
申し込みは、学校を通じて4月下旬~7月上旬、または10月頃に行い、受給開始は4~6月です。
 
ただし、教育ローンと奨学金のどちらを利用しても、基本的には、利息と元金を長期的に返済・返還していかなければなりません。
 
子どもは、勤務地の関係で一人暮らしを続けなければならないものの、奨学金の返還と生活費で、多額の出費が発生し、かつ親も、教育ローンの返済で余裕がなく、サポートしてあげられないなどとならないように、利用については、事前に検討しておく必要があるでしょう。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

教育ローンと奨学金の上手な利用方法

教育ローンと奨学金の使い分けは、借り入れ金が振り込まれるタイミングがポイントになります。
 
教育ローンの場合は、審査の結果が出てから、およそ10日程度でお金が振り込まれます。一方、奨学金は、4〜6月の振り込みに限定されています。奨学金の振り込みは入学後のみになるため、奨学金だけでは、進学時にかかる費用をカバーできません。
 
ここから、進学時の費用と初年度分の学費を、教育ローンでまかなうという方法が考えられるでしょう。その場合、奨学金は、初年度分を2年次分に、2年次分を3年次分にと、1年ずれて利用することになります。
 
卒業時に残った4年次分を、そのまま教育ローンの返済に充てれば、保護者側にも金銭的な余裕が生まれ、子どもの返還をサポートしていくことも可能になります。
 
借り入れの名義人が異なるため、事前に話し合いは必要ですが、このように、必要な時期に必要なお金を工面できるように、慎重に検討しておく必要があるでしょう。
 

教育ローンと奨学金をうまく併用して負担を軽減しよう

教育ローンと奨学金は名義人が異なるため、併用が可能です。
 
ただし、どちらも基本的には、長期的な返済・返還が必要になることを踏まえた、計画的な利用が必要になります。今回ご紹介した方法を参考にして、ご家庭でじっくり話し合っておくことが大切です。
 
※2023/9/26 内容を一部修正いたしました
 

出典

株式会社日本政策金融公庫 よくあるご質問

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集