更新日: 2024.01.05 住宅ローン

住宅ローンが残り「2000万円」なら、今後の金利上昇などを踏まえて「固定金利」に変更したほうがいい? 上昇した際の対策についても解説

執筆者 : 辻本剛士

住宅ローンが残り「2000万円」なら、今後の金利上昇などを踏まえて「固定金利」に変更したほうがいい? 上昇した際の対策についても解説
長らく住宅ローンは低金利で推移してきましたが近年、固定金利が徐々に上昇しつつあります。金利が上昇しているときは、一般的に固定金利から先に上がるといわれているため、現在の状況を受けて変動金利で住宅ローンを組んでいる人のなかには、今後の金利上昇対策として固定金利に変更したほうがよいのかと不安に感じる人もいるかもしれません。
 
本記事では、金利が上昇した際の対策について解説します。固定金利への変更は返済総額に大きく影響を与える可能性があるため、慎重に検討する必要があります。ぜひ最後までご覧ください。
辻本剛士

執筆者:辻本剛士(つじもと つよし)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、宅地建物取引士、証券外務員2種

活動拠点は神戸。FP個別相談や、プロスポーツ選手の資産形成サポートも行っております。プロスポーツ選手に保険、資産運用、支出の見直しなど包括的なアドバイスや、帳簿などの面倒な記帳業務を代行し、本業に集中できる環境作りをサポートします。

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焦って固定金利に変更しないこと

長期金利の上昇により、金融機関は住宅ローンの固定金利を引き上げ始めています。しかし、「今後は変動金利も上昇してしまうのでは」と心配になり、焦って固定金利に切り替えることはおすすめできません。
 
現状は固定金利よりも変動金利のほうが金利は低く設定されており、毎月の返済負担は変動金利のほうが有利です。次の条件で変動金利と固定金利の返済負担を比較してみましょう。

●住宅ローン残高:2000万円
●返済期間:30年
●固定金利:3%
●変動金利:1%

固定金利が3%の場合では、毎月の返済負担は8万5000円となります。一方の変動金利が1%の場合は6万5000円です。このケースでは金利が2ポイント違えば、固定金利が変動金利よりも毎月の返済負担は2万円程度も少ないことが分かります。安易に固定金利に変更せず慎重に判断する必要があるでしょう。
 

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金利上昇への対策

では、今後変動金利が上昇していき、将来的に固定金利よりも高くなってしまうと予想した場合にはどのような対策をとればよいか解説します。
 

固定金利への変更を検討する

例えば、現在の変動金利が1%、固定金利が3%として、将来的に変動金利が3%を超えると予想した場合は固定金利に変更しておくのも選択肢の1つでしょう。固定金利にしておけば、金利が大幅に上昇した場合でも毎月の返済負担は変わりません。また、返済負担も安定して将来の返済計画が立てやすくなるでしょう。
 
ただし一度固定金利に変更してしまうと、もともとの変動金利に戻すことはできません。もう一度変動金利に変更したい場合は、別の金融機関で借り換えをする必要があります。借り換えをする際には、保証料などで数十万円以上の費用が発生する可能性があります。
 

繰上げ返済を検討する

もし、まとまった資金がある場合は、金利が上昇したタイミングで繰上げ返済することも有効です。金利が上昇すると支払利息が増えてしまい、最終的な返済総額が大きくなる可能性があります。繰上げ返済でローン元本を減らすことができ、結果的に利息の総額を減らすこともできます。
 
ただし、繰上げ返済して返済期間が10年以下になってしまうと、住宅ローン控除の対象外となり、節税メリットが得られなくなってしまう点には注意が必要です。また、繰上げ返済の際に、手元資金をじゅうぶんに確保しておくことも重要です。手持ち資金が不足していると、けがや病気などの緊急時に対応できなくなってしまいます。
 

普段から貯蓄をしておく

普段から貯蓄の習慣を身につけておくことも重要です。金利上昇はどのタイミングで起こるか分かりません。そのため、いつ金利が上昇しても対応できるよう貯蓄をしておき、万一に備えておくとよいでしょう。
 
貯蓄が苦手な人は、先取り貯蓄などのような自動的に貯蓄ができる仕組みを作り、ストレスを極力感じないで取り組める方法をとることをおすすめします。もし、家計の見直しをしたい場合は、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみてもよいでしょう。
 

金利タイプの変更は慎重に

金利が上昇しそうという理由で、焦って固定金利に切り替えることはおすすめできません。現状の金利は固定金利よりも変動金利のほうが低く、毎月の返済負担は変動金利のほうが小さくなっています。
 
将来的に変動金利が大幅に上昇すると予想した場合は、固定金利に変更しておくのも選択肢の1つです。ただし、固定金利への変更後に、変動金利に戻すことはできません。
 
もし、まとまった資金がある場合は、金利が上昇したタイミングで繰上げ返済し、元本を減らすことも有効な手段です。そのためにも、普段から貯蓄する習慣を身につけ、金利上昇リスクだけでなく、他の緊急事態にも対応できるよう資金を確保しておきたいところです。
 

出典

住宅金融支援機構 借入希望金額から返済額を計算
 
執筆者:辻本剛士
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、宅地建物取引士、証券外務員2種

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