更新日: 2024.02.27 住宅ローン
年収「300万円」ですが、注文住宅を建てたいです!「2500万円」くらいのローンは組めるでしょうか?
そこで本記事では、住宅ローンを利用している世帯の年収ごとの割合を紹介します。
さらに、年収が300万円だった場合には実際にいくらまでなら借りられるのかを、返済負担率を重視したシミュレーションで算出しました。注文住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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住宅ローンを利用している人の平均年収
まずは、住宅ローンを利用している方の年収はどれくらいなのかを見てみましょう。
住宅金融支援機構の「2022年度 フラット35利用者調査」によると、全期間固定金利型の住宅ローン「フラット35」を利用している世帯の平均年収は、634万円でした。詳しい年収の割合は、表1の通りです。
表1
世帯年収 | 割合 |
---|---|
400万円未満 | 19.9% |
400万円以上600万円未満 | 39.2% |
600万円以上800万円未満 | 21.5% |
800万円以上1000万円未満 | 9.5% |
1000万円以上1200万円未満 | 4.3% |
1200万円以上 | 5.6% |
※住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」を基に筆者作成
フラット35の利用者のうち、最も多い割合は世帯年収400〜600万円未満で39.2%です。次いで「600〜800万円未満(21.5%)」「400万円未満(19.9%)」と続きます。
つまり、実際に年収300万円台でも、住宅ローンを組んでいる世帯はいることが分かりました。
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住宅ローンを組む際は「総返済負担率」を重視する
住宅ローンを借りる際は、年収に見合った「総返済負担率」になるよう借入額を設定することが重要です。総返済負担率とは、世帯年収に占める全ての借り入れの年間合計返済額の割合を示します。
具体的には、年収400万円未満の場合の総返済負担率は30%以下、年収400万円以上の場合は35%以下が基準とされています。
例として、年収300万円で返済負担率を30%と設定した際の借入可能額をシミュレーションしてみましょう。返済方法を元利均等返済方式として、返済期間35年で当初金利1.96%とした場合は、借入可能額は2278万円となりました。
ただし、各家庭によって生活費や子どもの教育資金など、住宅ローン返済以外にも必要な資金は異なります。マイホーム購入時の年齢やライフプランに合わせて、無理のない返済額を設定しましょう。
年収300万円なら住宅ローンを2300万円ほど借りられる
年収300万円の場合、返済負担率を30%と考えると、住宅ローンは約2300万円借りられることが分かりました。借りられる金額以上の注文住宅を建てたい場合は、頭金を用意する方法もあります。
ただし、住宅ローン返済以外にも、各家庭では生活費や子どもの教育費などがかかります。無理なく返済するには、住宅ローンを組む時点での年齢やライフプランを考慮したうえで、借入額を設定しましょう。
出典
住宅金融支援機構
2022年度フラット35利用者調査 I 調査結果の概要 4-1「世帯年収別」利用割合の推移(2012~2022年度)(8ページ)
フラット35
よくある質問 Q年収による借入額などの制限はありますか。
金利情報
住宅保証機構株式会社
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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