日銀が「0.50%→0.75%」の利上げを決定! 住宅ローンが「3000万円」ありますが、返済額はどれだけ増えますか? 変動金利で「0.25%」上がる場合をシミュレーション

配信日: 2026.01.21
この記事は約 3 分で読めます。
日銀が「0.50%→0.75%」の利上げを決定! 住宅ローンが「3000万円」ありますが、返済額はどれだけ増えますか? 変動金利で「0.25%」上がる場合をシミュレーション
住宅を購入するとき、多くの人が住宅ローンを利用しています。住宅ローンには大きく分けて変動金利型と固定金利型があり、低い金利水準を理由に変動金利型を選ぶ人は少なくありません。一方で、変動金利型を利用している人にとって気になるのが、金利の動向です。
 
日本銀行(以下、日銀)は2025年12月の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%程度へ引き上げることを決めました。このニュースを見て、「自分の住宅ローンの返済額はどうなるのだろう」と不安を感じた人もいるかもしれません。
 
本記事では、日銀の利上げが変動金利型住宅ローンにどのような影響を与えるのかについて解説します。
東雲悠太

FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

日銀が利上げすると変動金利型住宅ローンの金利も上がる?

変動金利型住宅ローンの基準金利は、短期プライムレートを参考に決められています。短期プライムレートは、日銀の政策金利と連動する性質があり、利上げ局面では上昇することが一般的です。そのため、日銀の政策金利が引き上げられると、変動金利型住宅ローンにも影響が及ぶと言われています。
 
実際、過去の利上げ局面でも、短期プライムレートが改定され、それに合わせて住宅ローンの基準金利も引き上げられてきました。政策金利の引き上げから一定の時間がかかりますが、日銀が利上げを行えば、住宅ローン金利もいずれ上昇する可能性があります。
 

金利が0.25%上がった場合の返済額シミュレーション

日銀は2025年12月の金融政策決定会合で、政策金利を0.50%から0.75%へ、0.25%引き上げることを決めました。ここでは、住宅ローン金利も同幅の0.25%上がると仮定して、影響額を試算してみましょう。
 
前提条件は、現在の適用金利0.70%、借入残高3000万円、残り返済期間30年、元利均等返済、ボーナス返済なしとします。金利が0.25%上がる前後の月々の返済額は次の通りです。


・0.70%の場合:約9万2400円
・0.95%の場合:約9万5800円

1ヶ月あたりの差額は約3400円です。この差額が30年間続くと仮定すると、総返済額は約122万円増える計算になります。
 

基準金利が上がっても返済額がすぐに変わらない場合もある

変動金利型住宅ローンを利用している場合、基準金利が上がっても返済額がすぐに変わらないことがあります。その理由は、一般的に次の2つの仕組みがあるからです。


・5年ルール:基準金利が見直されても、返済額は5年間据え置かれます。
・125%ルール:返済額を見直すとき、増額は直前の返済額の125%以内に抑えられます。

これらの急激な返済額の増加を避けられる仕組みが、変動金利型住宅ローンの特徴です。ただし、月々の返済額が据え置かれたとしても、金利が上昇した分の利息は増えており、総返済額は増える可能性があります。
 
その結果、当初想定していた返済計画どおりに元本の返済が進まない可能性があるため、状況に応じた返済額の見直しが必要です。
 

基準金利が上がったら返済計画を見直そう

日銀の利上げにより、変動金利型住宅ローンの基準金利が上昇する可能性があります。現在の適用金利0.70%、借入残高3000万円、残り返済期間30年のケースでは、金利が0.25%上がるだけで、総返済額が約122万円増える試算結果となりました。
 
5年ルールや125%ルールといった、返済額の急激な変動を抑える仕組みがある一方で、金利が上昇した分の利息が増え、総返済額は増える可能性があります。その結果、返済計画通りに元本の返済が進まなくなるリスクに注意が必要です。金利動向を正しく理解したうえで、必要に応じて返済計画を見直しましょう。
 

出典

日本銀行 2025年12月金融政策決定会合での決定内容
 
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

  • line
  • hatebu

LINE

【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問