安定の公務員はやっぱりローンの審査にも通りやすい? 40歳で夢の「マイホーム」をゲットして喜んでいたところ、「公務員」の友人は25歳のときに“3000万円”の住宅ローンを組んで一戸建てを買っていた……!
今回は、最新調査を基に、ローン借り入れ時の平均年齢や、公務員が審査に有利なポイント、そして後悔しないための借入リミットについて解説します。
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「住宅ローン」借り入れ時の平均年齢は“44.5歳”
まず、住宅ローンを何歳でいくらくらい組むのが一般的なのか、最新の統計から見ていきましょう。
独立行政法人住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、平均年齢は2017年度以降上昇が続いています。
2024年度の調査結果では44.5歳となっており、前年度の44.3歳から0.2歳上昇しました。一般的に、住宅ローンの完済時年齢の上限は80歳未満とされています。もし、月々の返済額を抑えるために35年ローンを組みたいと考えた場合、例としては以下のようになります。
80歳(完済上限)-35年(借入期間)=45歳
つまり、申し込む年齢のおおよその上限は45歳となり、前記のフラット35利用者の平均年齢と近く、45歳前後で35年ローンを組むケースも一定数あると考えられます。
また、同調査によれば、フラット35(買取型または保証型)の融資金額は、建売住宅で3260万円(2024年度)となっています。掲題の友人が借り入れた3000万円という金額は、一戸建ての購入資金としては一般的な水準といえそうです。
安定性の高い「公務員」は住宅ローンの審査にも通りやすい?
一般的な見解として、公務員は民間の会社員より住宅ローン審査に通りやすい傾向にあるようです。理由は主に以下の3つが挙げられます。
(1)安定した収入が得られる
(2)定年退職金の存在
(3)解雇のリスクが少ない
また、金融機関によっては、公務員や官公庁職員向けに優遇された住宅ローン商品を用意しているケースもあります。「官公庁向けフラット35エース」などは、一般向けより有利な金利条件が提示される場合もあるようです。
結局「住宅ローン」は何歳までに申し込むべき?
では、住宅ローンは何歳までに組むといいのでしょうか。住宅ローンの借り入れを検討する際のポイントとなる数値に、以下の2つがあります。
(1)年収倍率:借入額が年収の何倍かを示す数値
(2)返済負担率:年収に占める年間返済額の割合を示す数値
住宅ローンの申し込み可能年齢は18歳以上70歳未満、完済時年齢の上限は80歳が一般的です。上限の80歳までのローンを組むとなると、35年ローンが組めるのは45歳までとなります。
もし、45歳を超えて35年のローンを組めなくなると、年齢が上がるほど借入期間を短縮しなければなりません。返済負担率が上がり、結果として審査が通らなくなる可能性もあるため、ご自身の返済負担率とのバランスで上限の年齢を判断するのがいいでしょう。
まとめ
40歳でマイホームを手に入れたあなたと、25歳で一戸建てを買った公務員の友人。公務員という職業の信用力は、若くして住宅ローンを組む際などにプラスに働く要素にはなりますが、大切なのは何歳で組むかよりも、無理なく完済できるかという視点です。
40代は教育資金や老後の備えとの兼ね合いも重要な時期です。正確な返済負担率を把握し、定年後の生活も見据えた無理のない返済計画を吟味することが、理想のマイホームライフをより確かなものにしてくれるでしょう。
出典
独立行政法人住宅金融支援機構 2024年度 フラット35利用者調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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