スズキの「ジムニー ノマド」が欲しいけど“乗り出し300万円以上”かかる見込み…“年収450万円”でキツいのですが「残クレ」なら大丈夫ですか? 自動車ローンに比べ“いくら安くなるか”比較
一般的な自動車ローンと比べ、どれくらい安くなるのでしょうか。本記事では残クレと通常ローンの違いや、具体的な返済額を解説します。
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「残価設定クレジット」は月々の支払いを抑えられるローン契約
残価設定クレジット(残クレ)は、車両本体の価格の一部をあらかじめ「残価(数年後の下取り補償額)」として、最終支払い月に据え置き、残りの金額を分割して支払う方法です。据え置かれた残価は、新車への乗り換え、車両返却、一括支払い(買い取り)、再分割(再クレジット)といった方法で精算します。
残価を差し引いた金額でローンを組むため、通常の自動車ローンよりも、月々の返済額を安く抑えられる点がメリットです。
一方、据え置いた残価部分にも利息がかかるため、最終的な総支払額は通常のローンより割高になる傾向があります。また、月間の走行距離に制限が設けられたり、車両をきれいな状態に保たなければならなかったりするといった条件が設定されるケースもあります。
月々の支払いは軽減できる一方、総支払額や最終回の負担を含めた総額で比較しましょう。
「残クレ」と「自動車ローン」、月々の支払いはどれくらい違う?
あるローン会社の公式シミュレーターで試算してみましょう。ジムニー ノマドの最小構成(税込292万6000円)に諸費用を含めると、乗り出し価格は300万円を超える可能性があります。
本体価格のみ・60回払い・年率3.9%と仮定した支払額は、以下のとおりです。
・残価設定クレジット:月々3万6200円(最終回の支払額は119万7000円)
・自動車ローン:月々5万3700円(初回を除く)
残クレのほうが、月々の支払額は安く抑えられる傾向にあります。しかし、総支払額で見ると、最終回に返却すれば213万6352円ですが、買い取って乗り続ける場合は333万3352円になる計算です。
通常の自動車ローンの支払総額は322万5329円のため、長く乗る前提なら通常自動車ローンのほうが割安といえるでしょう。
乗り出し300万円以上が難しい場合は、数年後の車の返却を前提として残クレを利用し、トータルの資金を200万円強に抑えることも有効な手段です。ただし、返済負担率や、住宅ローンなど、ほかの借り入れとの兼ね合いも十分に考慮しましょう。
「残クレ」の支払総額は最終回の選択によって異なる
残価設定クレジットで購入した場合、最終回の支払時に、新車への乗り換え、車両の返却、そのまま乗り続ける(買い取り)の3択となります。
乗り換えや返却を選べば、原則最終の支払いは免除されますが、走行距離や車両の傷など、特約の規定条件をオーバーした場合は超過分の清算金を支払う必要があります。
一方、乗り続ける場合は、残価の買い取りにまとまった支払資金が必要です。残再分割(再クレジット)も可能ですが、再度金利がかかるため、最終的な総支払額が通常のローンよりも割高になる傾向があります。
月々の支払いの安さだけで安易に選ばず、ライフスタイルやトータルの出費を比較した上で、慎重に検討することが大切です。
まとめ
乗り出し300万円以上のジムニーノマドを年収450万円で購入する場合、残クレを利用すれば、月々の負担は抑えやすくなります。しかし、買い取って長く乗る場合は、通常の自動車ローンよりも総支払額が割高になる点に注意が必要です。
また、返却する場合でも、規定を超過すると追加費用が発生する可能性があります。数年で乗り換えるか長く乗るのか、ライフスタイルと照らし合わせて慎重に選択しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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