更新日: 2020.08.24 ローン

住宅ローンの変動金利型に向いている人・向いていない人の特徴とは?

執筆者 : 柘植輝

住宅ローンの変動金利型に向いている人・向いていない人の特徴とは?
住宅ローンを組む際に重要なポイントとなるのが金利の種類です。
 
住宅ローンの金利の種類には「変動金利型」「全期間固定金利型」「固定期間選択型」の3つのタイプがありますが、中でも「変動金利型」はどのような人に向いているのでしょうか。
 
ここでは、3つの金利タイプ別にそれぞれどのような人が向いているのか、向いていないのか、ご紹介します。
 
柘植輝

執筆者:

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

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住宅ローンの3つの金利タイプ

住宅ローンの金利は以下の通り3種類あります。

〈変動金利型〉

変動金利型とは、一定期間ごとに市場の状況などに応じて金利が変動するものです。変動リスクがあるものの借入時の金利が最も低いタイプです。

〈全期間固定金利型〉

全期間固定金利型とは、返済期間中の金利が変わらないタイプです。変動金利型に比べて金利は高いものの、金利が一定のため、返済計画が立てやすいのが特長です。

〈固定期間選択型〉

固定期間選択型とは、一定の期間のみ金利が固定となり、その後は変動金利型に変わっていくものです。これは変動金利型と全期間固定金利型との中間に位置するタイプといえます。

向いている人・向いていない人はどんな人?

では、3つの金利タイプそれぞれについて、向いている人・向いていない人はどんな人でしょうか?

〈変動金利型〉

変動金利型に向いているのは次のような人です。
・金利の動向をまめに確認できる
・金利に合わせて繰り上げ返済できる資力のある方
・返済期間が短い
・返済額の増額があっても耐えられる方

 
逆に変動金利型に向いていない人は次のような人です。
・借入額が多い
・返済期間が長い
・毎月の返済額がギリギリになりやすい
・金利の動向に応じて検討するのが面倒

〈全期間固定金利型〉

全期間固定金利型に向いているのは次のような人です。
・返済計画が明確な方
・借入期間が長い
・借入額が多い
・金利の動向を気にしたくない

 
全期間固定金利型に向いていないのは次のような人です。
・借入額が少ない
・返済期間が短い
・いつでも繰り上げ返済できる資力がある

〈固定期間選択型〉

固定期間選択型に向いているのは次のような人です。
・金利を固定しておきたい時期がある
・固定期間終了後の金利変動に対応できる

 
固定期間選択型に向いていない人は次のような人です。
・金利の確認が苦手
・返済期間が長い
・借入額が多い

人気がある金利タイプとは?

実際のところ、どのような金利タイプが多くの人に選ばれているのでしょうか。国土交通省住宅局「平成30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」にまとめられた2017年のデータをもとに考察してみました(※1)。

〈変動金利型〉

約半数にあたる50.7%の人が変動金利型を選択されていました。これは、低金利といわれる状態が続いていることが理由として考えられます。

〈全期間固定金利型〉

全期間固定金利型は6.2%の人にしか選ばれていませんでした。金利が低い状況にある今、多くの人にとって変動金利型の方が魅力的に感じているといえそうです。

〈固定期間選択型〉

固定期間選択型を選択している人は31.2%でした。一定期間は金利が変わらず、かつ、低めの金利が人気を後押ししているといえそうです。

変動金利型と固定金利型、どっちがお得?

変動金利型と固定金利型のどちらがお得なのかは一概にいい切ることはできません。例えば、変動金利型で0.5%、固定金利型で2%という金利状況で借り入れたとしましょう。その状態が続けば変動金利型がお得なのは間違いありません。
 
しかし、金利は常に変動している、いわば生き物のようなものです。景気の動向により金利が3%まで上がってきたとしたら、固定金利型の方が有利になります。
 
ただし、金利が上がったとしても、金利の低いうちに繰り上げ返済してしまえば、変動金利型の方がお得になります。金利変動のリスクは、返済期間が10年、20年と長ければ長いほど高くなります。
 
したがって、ある時点でどちらがお得かを考えるのではなく、現在の金利や将来的な金利上昇に対する備えなどを総合的に考えて、金利タイプを選ぶことが重要です。

まとめ

以上の通り、住宅ローンの金利には変動金利型、全期間固定金利型、固定期間選択型の3つがあり、それぞれに向き・不向きの特徴があります。住宅ローンの金利の選択は将来のライフプランに大きな影響を及ぼしますので、金利の選択にあたっては慎重に判断するようにしましょう。
 
[出典]※1 国土交通省住宅局「平成30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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