ネット銀行で住宅ローンを借りたい! メリット・デメリットを解説
配信日: 2020.09.20 更新日: 2021.05.25
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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ネット銀行で住宅ローンを組むメリット
住宅ローンは、都市銀行や地方銀行などの普通銀行、信用金庫などのほか、ネット銀行でも借り入れできます。
ネット銀行とは、店舗を最小限にしてインターネット上や電話などだけで取引を行える形態の銀行のこと。一般的な銀行に比べてコストがかからない分、金銭面や手続き面でのメリットがあります。まずはネット銀行で住宅ローンを借り入れるメリットについてみていきましょう。
低金利で住宅ローンを借りられる
ネット銀行は、都市銀行や地方銀行に比べて、住宅ローンの金利が低く設定されています。実店舗を持たないネット銀行は、銀行の地代や人件費などが削減できます。また、テレビCMを放送する都市銀行など異なり、ネット広告を中心に運営しているので、広告費や宣伝費に多額のお金をかけずに済みます。このように経費を削減することで、低金利の住宅ローンを提供できるのです。
繰り上げ返済手数料がかからない
ネット銀行の一部繰り上げ返済には、手数料がかかりません。頻繁に一部繰り上げ返済を行いたいときに手数料がかかると大きな負担になります。ただし、全額繰り上げ返済の場合は、手数料がかかる銀行もあります。自分が借り入れる予定のネット銀行の手数料がいくらなのか、事前に確認しましょう。
オンライン上で手続きが完了する
店舗がなく、インターネットで取引を行うネット銀行は、住宅ローンの手続きもオンライン上で完了します。住宅ローンの手続きは、平日に店舗に出向かなければなりません。仕事で平日に休みがとりにくい方にとっては、不便に感じるでしょう。
一方で、ネット銀行では手続きをオンライン上で行えるので、わざわざ平日に休みを取る必要がなく、都合のいい日時に契約が行えます。また、対面の煩わしさがなく、自分のペースで進められることもメリットといえるでしょう。
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ネット銀行で住宅ローンを組むデメリット
次に、ネット銀行で住宅ローンを借り入れるデメリットをみていきましょう。
審査期間が長くなる
ネット銀行は、手続きに店舗来店の必要がありませんが、その分審査時間が長くなるデメリットがあります。多くのネット銀行では、仮審査まではオンライン上のみで手続きが可能ですが、本審査には書類でのやり取りが必要です。そのため、手続きに時間がかかり、審査期間が長くなってしまいます。
実際の審査期間は公表されていませんが、およそ1ヶ月程度の審査期間が必要と考えておきましょう。
審査が厳しい
一般的な銀行の審査に比べると、ネット銀行の住宅ローンは事前審査が厳しくなる傾向にあります。顧客にヒアリングを行い、評価を行うメガバンクなどであれば、審査は勤め先の企業を指標に行われますが、ネット銀行では評価の指標がないため、非上場企業や自営業の場合審査に落ちる可能性があります。
手続きを自分で行う必要がある
一般的な銀行であれば、審査中の書類提出などを不動産会社が行ってくれるケースもあります。しかし、ネット銀行の手続きは、本審査完了まで不動産会社は関与しません。したがって必要な書類の用意や記載はすべて自分で用意する必要があります。また、必要な書類に不足や不備があると再提出しなければならず、審査完了までさらに時間がかかります。
つなぎ融資は対応不可の銀行もある
住宅ローンは完成した建物にのみ融資を行います。したがって、注文住宅などを建てる場合、建物が完成して実際に融資がおりるまでの間、つなぎ融資を利用する必要が発生します。一部のネット銀行では、つなぎ融資が利用できません。注文住宅を建てる予定場合や、土地の取得費用を支払う場合は、注意が必要です。
ネット銀行のメリット・デメリットを知って住宅ローンを借りる参考にしよう
店舗がなく、オンラインで取引が完了するネット銀行は、主に金銭面でメリットがあります。一方で、審査に時間がかかったり、手続きを自分で行う必要があったりと、手続き面でのデメリットもあります。メリット・デメリットを知って、ネット銀行の住宅ローンが自分に合っているかをしっかり考えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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