公開日: 2019.10.29 老後

人生100年時代、シニア起業はバラ色か?

執筆者 : 堀江佳久

人生100年時代。多くの人は、会社を退職してからも、元気で働き続けられる体力と時間があります。こういった時代に生きているシニアの中には、これまでの経験や知見を生かして起業する方が増えているようです。
 
具体的に50歳代以上が起業家に占める割合を見ると、1997年で35.3%、2002年42.2%、2007年42.1%、2012年46.7%と推移しおり、この割合は年々高まっています。
 
こういったシニア層が起業して、果たしてうまくいっているのでしょうか? 夢をかなえることができたのでしょうか? 十分な収入が得られるのでしょうか?
 
今回は、シニア層の起業の現状をデータで確認し、収入面ややりがいについて考えてみます。
 
 
堀江佳久

執筆者:

執筆者:堀江佳久(ほりえ よしひさ)

ファイナンシャル・プランナー

中小企業診断士
早稲田大学理工学部卒業。副業OKの会社に勤務する現役の理科系サラリーマン部長。趣味が貯金であり、株・FX・仮想通貨を運用し、毎年利益を上げている。サラリーマンの立場でお金に関することをアドバイスすることをライフワークにしている。

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堀江佳久

執筆者:

執筆者:堀江佳久(ほりえ よしひさ)

ファイナンシャル・プランナー

中小企業診断士
早稲田大学理工学部卒業。副業OKの会社に勤務する現役の理科系サラリーマン部長。趣味が貯金であり、株・FX・仮想通貨を運用し、毎年利益を上げている。サラリーマンの立場でお金に関することをアドバイスすることをライフワークにしている。

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シニア起業の現状

■起業の動機

日本政策金融公庫総合研究所 「シニア起業家の開業~2012年度『新規開業実態調査』から~」を見ると、起業の動機の上位項目としては、「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」、「社会の役に立つ仕事がしたかった」「年齢や性別に関係なく仕事がしたかった」の順になっています。
 
なお50代の場合、出世や収入など現職での先行きが見えてきたことや、退職後に最就職が難しいといったことなどをきっかけとする人が多いようです。60代は社会とのつながりを持ち続けたいという動機が特徴のようです。
 
それでは次にシニア起業の現状を探るため、中小企業白書(2014年版)を見ていきましょう。
 

■起業にかかった費用

起業した人全体平均で見ると、起業にかかった費用は50万円未満だったという人が29%に対し、シニア起業は23.7%となっています。
 
一方、200万円以上を見ると、全体が47%、シニアが54.7%となっており、シニア起業は、全体起業に比べて起業にかけるお金を多く捻出している傾向が伺えます。これは、今までの蓄財や退職金などが活用できるシニアが起業に使えるお金を調達しやすい状況にあると思われます。
 

■起業分野

起業分野としては、全体もシニア層のいずれもサービス業が1位となっています。特に、60歳以上においては、サービス業に占める割合が39.1%と全体および50代のそれに比べて、2~3倍になっているのが伺えます。
 

■起業後の収入

次に起業後の売上(年商)を見てみましょう。シニアの内訳を見ると、売上1000万円未満が57.9%で、1000万円超が42.0%との結果になっています。売上から、商品の仕入れや高熱費などの経費を差し引くとそれほど多くの金額が残らないのが現実だと思います。一方で、1億円以上の売上を上げている起業家もいます。
 

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まとめ

シニア起業はうまくいけば、仕事へのやりがいを感じながら、経済的にも満足できるかもしれません。人生100年時代。退職後に起業を目指す方法を検討してもよいかもしれません。
 
出典
日本政策金融公庫総合研究所 「シニア起業家の開業~2012年度『新規開業実態調査』から~」
中小企業白書 2014年版
 
執筆者:堀江佳久
ファイナンシャル・プランナー

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