更新日: 2022.03.23 老後

遠隔地に住む親の介護に通うことに…。交通費を安く抑える方法はある?

執筆者 : 柘植輝

遠隔地に住む親の介護に通うことに…。交通費を安く抑える方法はある?
遠隔地に住んでいる親の介護のため定期的に地元へ帰っている場合、交通費が家計を圧迫してしまうということもあります。親の居住地や通う頻度によっては介護によって毎月10万円以上交通費の出費が生じることもあるようです。
 
遠隔地に住む親の介護を行っている方の負担が少しでも小さくなるように、交通費を安く抑える方法を考えていきます。
 
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

高速バスや深夜バスを利用する

移動時間がかなり長くなってしまいますが、基本的に最も交通費を安く抑える方法は高速バスや深夜バスを利用する方法です。特に深夜バスは格安であり、曜日やルートにもよりますが、東京―大阪間を片道3500円程度で移動することもできます。高速バスや深夜バスは時間や体力が許すのであれば、ぜひ検討したい移動方法です。
 
ただ、あまりおすすめはできない方法でもあります。その理由は、遠距離での介護は精神的に肉体的にも大きな負担がかかる点にあります。
 
行きも帰りも高速バスないし夜行バスを利用すると、行きで大きく体力や気力を消耗し、到着したら親の介護で消耗し、そして帰りも消耗して翌日ないし当日朝には仕事や家事といった日常に戻るといった生活は長続きしない可能性があるからです。
 
高速バスや深夜バスを利用する場合に限った話ではありませんが、介護する側である自分自身が体調を崩してしまっては元も子もありません。介護にかかる交通費の節約は無理し過ぎないこと、これが鉄則です。
 

介護割引を利用する

介護で親元に通うのに飛行機を利用するという場合、各事業者の提供する介護割引を利用することで交通費を安く抑えることができます。
 
例えば、JALの場合、東京(羽田・成田)―大阪(伊丹・関西・神戸)間が通常大人普通運賃が2万5700円であるところ、介護帰省割引では、1万6450円と大幅に交通費を抑えることができます。
 
なお、介護割引を利用するには事前の登録が必要になります。登録には介護を受ける親と介護をする子の関係を示すための戸籍謄本(抄本)のほか、親の介護保険証、親の身分証明書などが必要になるため、介護割引を利用するのであれば早めの準備が必要になります。JALのほか、ANAやSTARFLYERにも類似の制度が用意されています。
 

金券ショップの格安チケットを利用する

電車や新幹線で親元に通うという場合、金券ショップの格安チケットを利用することで若干交通費を安く抑えることができます。金券ショップは特急停車駅など主要駅の周辺に大抵1店舗は存在しているため、格安チケットの入手はそう難しくありません。
 
ただし、金券ショップで売られている格安チケットは年末年始やお盆などには利用できないこともあるため注意してください。
 

早割を利用する

新幹線は早めに予約することで通常よりも安い運賃で利用することができます。例えば、EX予約における新幹線「のぞみ」の場合、1ヶ月前から21日前までに予約すると、東京・品川から新大阪間が大人1人当たり3520円お得になります。
 
ただし、年末年始やお盆など適用除外となる時期があることにもご留意ください。
 

遠隔地での介護のためにかかる交通費は少しの工夫で安くできる

遠隔地に住む親の介護でかさむ交通費も、少しの工夫やお得な制度の利用で節約することができます。しかし、交通費を節約しようと躍起になると、時間も体力もそこに奪われてしまい、かえって心身の負担が高まることもあります。
 
遠隔地に住む親の介護において交通費がかさむことは仕方のないことだと割り切りつつ、可能な範囲で工夫して無理なく節約するという方が、総合的な負担は小さくなることでしょう。
 
出典
JAPAN AIRLINES 運賃案内
EX予約 EX早特21
JAPAN AIRLINES介護帰省割引のお客さま情報登録のご案内
ANA 介護割引
STARFLYER 介護割引運賃
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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