更新日: 2022.07.05 セカンドライフ

「定年後は旅行三昧!」人気の旅行先は? 資金はどのくらい必要?

執筆者 : 八木友之

「定年後は旅行三昧!」人気の旅行先は? 資金はどのくらい必要?
定年退職を迎え、老後は趣味の旅行を楽しみたいという方は、多いのではないでしょうか。実際、ソニー生命の調査でもシニア層の楽しみ・生きがいの第1位は旅行でした。
 
老後に趣味の旅行をたくさんしたい、といってもお金の面が心配ですよね。
 
その心配を解消するために、本記事では、国内旅行と海外旅行の1人1回当たりの平均使用金額などを紹介します。旅行のための貯金の参考としてください。
八木友之

執筆者:八木友之(やぎ ともゆき)

宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

シニア層の生きがい第1位は旅行!

ソニー生命保険株式会社の調査によると全国のシニア(50歳~79歳)1000人の楽しみ・生きがいの第1位は「旅行」(44.6%)でした。第2位・テレビドラマ(36.0%)、第3位・映画(26.7%)、第4位・グルメ(25.4%)、第5位・読書(24.2%)と続いていきます。
 
旅行は観光だけでなく、第4位のグルメや、第5位の読書を兼ねることができます。
 
仕事や子育てで忙しいときには、長期間の旅行ができなかったという方も多いかと思います。老後は時間が増え、自由に旅行が楽しめることも第1位になった理由の1つでしょう。
 
また、株式会社エアトリが行った新型コロナウイルスに関連する調査では、旅行をすることを「すごく我慢している」と答えたのは45.1%。「我慢している」と答えた41.4.%と合わせますと、約9割が旅行を我慢しているという結果がでました。
 
旅行を我慢している人は、コロナ禍が落ち着いたら行きたい都道府県について、1位は45.8%で「沖縄」、2位は43.5%で「北海道」、3位は17.8%で「京都」、4位は14.7%で「福岡」という回答をしています。
 


 

国内旅行の平均費用は?


 
株式会社リクルートじゃらんリサーチセンターによると1人1回当たりの国内旅行、平均費用は約5万円でした。
 
年間平均旅行回数は2.5回のため、年間の1人1回当たりの年間旅行費用は約13万円です。毎年約2.5回の国内旅行を20年間行うと仮定しますと、約260万の貯金が必要となります。
 

海外旅行の平均費用は?


 
株式会社JTBによると1人1回当たりの海外旅行の平均費用は約21万円でした。この費用は全世界の国の平均値であるため、近場の国へ行く場合は安くなり、遠方の国へ行く場合は高くなるため、国内旅行より大きく費用が変動します。
 
1年で2回、海外旅行をする場合、1人1回当たり約42万円かかります。これを20年間と仮定しますと、約840万円の貯金が必要になります。
 

まとめ

ようやく政府の行動制限緩和の取り組みが進み始め、各国が入国制限や移動制限を緩和し始めています。そろそろ旅行を計画しようという方もいることでしょう。旅行は計画段階から非常に楽しい出来事にもなります。
 
この記事の平均金額を参考にしていただき、楽しんで今後の旅行計画を立てていってください。
 

出典

ソニー生命保険株式会社 シニアの生活意識調査2021
株式会社エアトリ コロナ禍が落ち着いたら絶対に行きたい!「国内の旅行先」に関するアンケート調査
株式会社リクルートじゃらんリサーチセンター じゃらん宿泊旅行調査2021
株式会社JTB 2018 年夏休み (7 月 15 日~8 月 31 日) の旅行動向
 
執筆者:八木友之
宅地建物取引士、行政書士、不動産コンサルティングマスター

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