定年退職後、「不労所得生活」をしたいなら65歳までに何をしておけばいい?
配信日: 2022.12.21
そこで、定年退職後もゆとりある生活を送るための不労所得を確保する方法について、「従来型」と「ネット上」のものに分けて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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従来型の不労所得
・不動産投資
住宅を購入し、他人に賃貸することによって家賃収入を定期的に受け取る不労所得です。住まなくなった一軒家を貸し出したり、マンションの1区分を購入して賃貸したり、アパート1棟を買い上げて大家になったりと、さまざまなパターンがありえます。
物件のメンテナンスや家賃の催促など、面倒な業務を不動産会社に任せるサブリースを活用すれば、さらに不労所得に近づきますが、手数料がかかる点には注意しましょう。
また、物件をローンで購入した場合は家賃の中から毎月の返済額を捻出するので、完済まで手取り額が減ることも覚えておきましょう。余った土地を改造して、コインパーキングやレンタル倉庫などとして整備することも立派な不動産投資です。
・株式投資
将来的に業績を上げそうな会社の株を買って、高騰のときを待つ「キャピタルゲイン狙い」と、定期的に受け取れる配当や株主優待に期待して株を持っておく「インカムゲイン狙い」があります。
株式のチャートの値動きを見ながら、分単位・秒単位で売買を繰り返す「デイトレード」や「スキャルピングトレード」も人気ですが、常に思考力や集中力が求められるため、これらは不労所得とは言いがたいです。
・印税
本を出版したり、CDで音楽を出したりして、売り上げの一部を著作権使用料として受け取る印税収入も不労所得のひとつです。ただ、本やCDの売り上げのピークは1990年代に過ぎており、現代は印税収入だけで老後の生活をまかなうのは至難の業です。
インターネット上で作る不労所得
・アフィリエイト
会社の商品やサービスの販売にオンラインで協力することにより、売り上げの一部を報酬として受け取るシステムです。人々の困りごとを解決するサービスや商品の販売サイトを独自に作って、キーワード検索上位に出てくるようにすれば、アフィリエイト報酬が不労所得になります。
ただし、最初のうちはほとんどお金にならなくても、モチベーションを保ってサイトを構築し続ける強い忍耐力が求められます。
・情報商材販売
人々が欲しがる貴重な独自情報を有料で販売することも、不労所得を受け取る有効な方法です。かつては怪しい詐欺情報も多かったのですが、近ごろはいい加減な業者が淘汰されて、クリーンなイメージになりつつあります。売り上げの一部を渡すと約束して、販売をアフィリエイターに協力してもらうこともできます。
・YouTubeパートナープログラム
自分が作成・公開した動画を通じてYouTubeに出稿されている広告を視聴者に見せれば、報酬としてその広告料の一部を受け取れるビジネスモデルがYouTubeパートナープログラムです。
よって、安定的に再生される動画をたくさんYouTubeに載せることにより、不労所得につなげることもできます。タイトルやサムネイルを工夫したり、TikTokなどのショート動画と組み合わせたりして、自動的に再生数が伸びる仕組みを構築するのが重要です。
・オンラインサロン
あなたを中心としたオンライン上の交流に、毎月お金を払ってでも参加したいと思うファンが大勢いれば、かなり安定した不労所得の収入源になります。参加者数の増減は多少あったとしても、熱意のあるコアなファンはそう簡単に辞めないからです。
現代は、不労所得を受け取れる方法がいくつもある!
以上のように、不労所得を受け取る方法はいくつもあります。ただし、不動産や株式のような従来型の投資では、まとまった額の種銭が必要なので早めに始めて、65歳までに手元に置いておける現金の余裕を確保しておくといいでしょう。
アフィリエイトやYouTubeのようなネット型の方法では、先行投資があまり要らない代わりに、安定収入を得られるようになるまで時間がかかります。そのため、今すぐにでも着手して、失敗体験と成功体験、共に積んでおくことが重要なのです。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部