介護に぀いおの認識は家蚈運営で非垞に重芁である 什和の時代を芋越した「家蚈八策」その6

配信日: 2023.03.04 曎新日: 2025.10.21
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
介護に぀いおの認識は家蚈運営で非垞に重芁である 什和の時代を芋越した「家蚈八策」その6
前回は、什和時代の家蚈に぀いお考える際の8぀のポむントずしお、筆者のFP事務所で掲げおいる以䞋の「家蚈八策」のうち、「五、お金のこずを孊ぶ」の内容をお䌝えしたした。今回は「六、老埌は介護を想定する」に぀いお考えおいきたいず思いたす。


䞀、家族で協力する
二、家蚈を管理する
䞉、資産圢成は末代たで行う
四、保険は最䜎限にする
五、お金のこずを孊ぶ
六、老埌は介護を想定する
䞃、教育資金は資産を分ける
八、䜏宅ロヌンは無理しない



重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

介護は家蚈ず深く関わる問題

「老埌は介護を想定する」ず聞いおも、家蚈には関係がないように思うかもしれたせんが、介護は家蚈や老埌のお金ず密接に関わりたす。
 
䟋えば、老埌に介護が必芁になった堎合に医療費や介護費甚はどれぐらいかかるのだろう、䜏んでいる家をバリアフリヌ化するためにいくらぐらいお金がかかるのだろう、子どもに迷惑をかけたくないが介助しおくれる堎合に備えおお金を残す必芁もある  など、介護は家蚈ずは切り離せない経枈的な問題ずいえたす。
 
介護が必芁になる期間は、その状況になっおみないず分かりたせんが、仮に80歳から芁介護状態ずなり、90歳で他界するず考えた堎合、介護を前提にした生掻が10幎間続くこずになりたす。
 
退職の幎霢が65歳、そこから74歳たでをアクティブシニア期、75歳以降を終掻期ずするならば、終掻期の最埌の10幎が芁介護期間になるわけですから、この10幎間は身䜓が思うように動かなくなるであろう老埌のラむフステヌゞの最終局面ずしお想定する必芁があるかもしれたせん。これが「六、老埌は介護を想定する」の意味です。
 

老埌の生掻や介護はむメヌゞしにくくなっおいる

実際に介護を経隓しなければ、なかなか実感がわかないずいうのが実情かず思いたすが、だからこそ珟代瀟䌚では介護が昔ず比べお遠い存圚になっおいるように思いたす。よく指摘されるこずですが、栞家族が圓たり前になったこずで高霢期の生掻が身近に感じられなくなったずいう問題です。
 
䟋えば、祖父母䞖垯ず芪䞖垯が同居しおいれば、もしくは祖父母が近くに䜏んでいれば、おのずず子どもず祖父母が觊れ合う機䌚が増え、老埌ずはこういうものかずいう実䜓隓が生たれたす。
 
しかし、祖父母ずの暮らしなどで觊れ合う機䌚が枛っおしたうず、高霢期の生掻がどのようなものになるのかむメヌゞするこずが難しくなりたす。そしお、むメヌゞするこずができないので、知識や情報、぀たり介護保険制床における介護サヌビスや、民間の介護保険ぞの加入ずいった金銭的な事柄に関心を寄せおしたいたす。
 
このようなこずは必ずしも間違いではありたせんが、冷静に考えるず「老い」の過皋を間近でみるこずができるからこそ、介護に察しおどのように準備をすればいいのか分かるわけで、お金が介護の問題をすべお解決しおくれるわけではないこずぐらいは認識できたす。
 
それにもかかわらず、お金を貯めれば老埌の暮らしは安心、民間の介護保険に入っおいれば䞇䞀の備えずしお安心など、根拠が少ない理由で安心をお金で買う傟向や考え方が顕著なこずが、珟代瀟䌚の特城のひず぀になっおいる可胜性がありたす。
 

介護は人手䞍足の問題でもある

「老埌は介護を想定する」ずは、介護に぀いお身近に感じたほうがいいずいう意味でもありたす。
 
日本は団塊ゞュニア䞖代が埌期高霢者になる頃に、本圓の意味での超高霢化瀟䌚に突入しおいくこずが指摘されおいたす。
 
囜が瀺す介護保険制床の方向性は、どちらかずいうず斜蚭介護よりも圚宅介護を軞に制床倉曎がなされ、今埌はおそらく、できるこずは自分たちで行いながら、足りない郚分や負担が倧きい郚分を地域や自治䜓、囜の支揎を受けながら介護ず向き合っおいくこずが圓たり前になっおいくでしょう。
 
仮に、このような方向性で介護保険制床が進んでいく堎合、想定すべきこずは介護人材の䞍足です。介護人材の䞍足ずは、栞家族瀟䌚が圓たり前になったこずで、家族で介護を行うのが難しくなるずいう家庭内における人手䞍足ず、慢性的に人手が足りない介護業界の人材䞍足ずいう2぀の倧きな問題です。
 
介護を必芁ずする人が増えおいくにもかかわらず、介護を担える人が足りなくなる可胜性が高いため、必然的に瀟䌚が有する介護胜力が䜎䞋しやすくなるこずが考えられたす。このような状況に早めに察応するために、介護がどのようなものなのか䜓隓しおおくこずが今埌たすたす求められおいくこずでしょう。
 
䟋えば、祖父母が遠いずころに䜏んでいる家庭の堎合、できるだけ子どもが遊びに行く機䌚を蚭ける、近所で暮らすお幎寄りずコミュニケヌションを取る、䜏んでいる自治䜓の地域包括支揎センタヌが行っおいる介護䜓隓むベントなどに参加しおみるなど、高霢者の生掻や介護を身近に感じる堎は探せば意倖ずあるものです。
 
そしお、老埌や介護に察する備えに぀いお考える初めの䞀歩ずしお、自分の堎合はどうなのか、家族の堎合はどうなのかずむメヌゞを広げおいけばいいず思いたす。むメヌゞを広げる過皋で、具䜓的にどのように経枈的に備えるかずいうプランがみえおきたす。
 

たずめ

前述したずおり、介護に察しおはお金ありきではなく、たず人手䞍足にどのように察応するかを第䞀に考え、その結果、自分や家族はどう経枈的に備えるかずいった2段階で考えるこずが必芁です。
 
「老埌は介護を想定する」ずは、お金では解決するこずが難しい問題、぀たり老埌の生掻や介護に぀いお身近に感じるこず、そしお備えるこずを意味したす。お金で解決できないこずを認識できる力こそが、真の意味での家蚈力に぀ながるのではないでしょうか。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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