老後に不安を感じている人は90%!? 老後に備えて行うべき行動を年齢別に紹介

配信日: 2023.06.26

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老後に不安を感じている人は90%!? 老後に備えて行うべき行動を年齢別に紹介
老後の生活に不安を感じている方は、多いのではないでしょうか。日本は少子高齢化が進んでおり、将来は年金額や社会保障給付の減少などが懸念されています。
 
しかし、ただ不安に感じるだけでなく、実際に必要な行動を起こすことで老後の不安を軽減することが可能です。
 
本記事では、多くの人が老後の生活に不安を感じている理由や、行うべき行動を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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老後に不安を感じている理由

終活に関する情報を発信するメディア「終活瓦版」を展開する、株式会社林商会(本社:滋賀県大津市)が2023年4月、20~60代以上の男女200名を対象にした「老後に対する意識についてアンケート調査」によると、老後の生活に不安を抱えている人は90%にも上りました。
 
以下で、老後に不安を感じる理由を紹介します。
 

健康面

年齢を重ねるにつれて体力や脳の働きが衰えるため、健康への不安が高まります。せっかくリタイアして自由な生活を手に入れたとしても、心身が健康でなければ理想の老後生活を送ることができません。また、平均寿命は年々延びていますが、健康寿命と平均寿命の差が拡大している点も大きな懸念材料です。
 
心身の健康を損なってしまうと充実した老後を送れないうえに、自身に介護が必要になる可能性を不安に感じている人は多いです。
 

経済面

日本は少子高齢化が進むことが見込まれており、年金制度の維持に不安を抱えている人も多いです。年金制度は破綻しないにしても、少子化のトレンドが変わらないかぎりは、給付額の減少は覚悟する必要があるでしょう。また、近年は物価が高騰していることから、年金だけで生活できるのか不安に感じるのも仕方ありません。
 
老後までに十分な資産を築けないと、充実した老後生活を送れないことから、経済面から老後に不安を感じる人も多いです。
 

老後に向けて取るべき対策

老後に対して不安を感じる人は多いですが、何の対策もしないと不安が現実になってしまいます。快適な老後生活を送るためにも、以下で解説する老後に向けて取るべき対策を実践することが大切です。
 

20~40代:つみたてNISA・iDeCoを始める

20~40代で十分な資産運用の期間を取れる方は、つみたてNISA・iDeCoを始めましょう。
 
銀行預金に預けているだけではわずかな利息しかもらえないため、物価や社会保険料の上昇に対抗できません。しかし、つみたてNISA・iDeCoを活用して株式などリスク資産に投資すれば、銀行預金より高いリターンが期待できます。特に、十分な資産運用の期間を取れる方は損失が生じても取り返せる期間があるため、リスクを取りやすい強みがあります。
 

40~60代:生活費を見直す

40~60代の方は、生活費を見直すことをおすすめします。
 
普段の生活のなかで「所得-支出」がプラスであれば、生活が破綻することはありません。年金額を増やす手段はかぎられていますが、支出は自分でコントロールできます。40~60代のうちから生活費を見直し、家計管理を徹底することで経済的な不安を軽減できるでしょう。
 

40~60代:健康意識を高める

また、40~60代の方は、健康意識を高めることも大切です。
 
年齢を重ねれば重ねるほど、医療機関を受診する機会が増えます。加齢に伴い心身が衰えてしまうのは致し方ありませんが、40~60代のうちから健康意識を高めることで、将来の医療費を削減できる可能性があります。食生活の見直しや、ウオーキングやジョギングなどの運動を取り入れるなどして、健康的な身体作りを行いましょう。
 

まとめ

日本は少子高齢化が進んでいる以上、老後生活に不安を感じるのは当然のことです。しかし、不安を放置したところで何も状況は改善しないため、自分でできることを実践することが大切です。
 
経済的不安や健康的不安を軽減するためにも、一日でも早く行動しましょう。
 

出典

株式会社林商会 老後に対する意識についてアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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