更新日: 2023.08.22 セカンドライフ

65歳の親「働き口がない」! 体力的な負担なく働けるところはある?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

65歳の親「働き口がない」! 体力的な負担なく働けるところはある?
「人生100年時代」を生き抜くためには充分な生活資金が必要です。65歳で国民年金の受給という選択肢もありますが、プラスアルファの収入を求める人もいるでしょう。ただ、年齢を重ねるにつれ無理がきかなくなるため、仕事探しに難航することもあり得ます。
 
ここでは、「働き口がない」と嘆く65歳の親を持つ人に寄り添いながら、それほど負担なく働く方法について説明していきます。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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高齢者に人気の仕事とは

個人差はあるものの、年齢を重ねるにつれて体力的に無理がきかなくなるのが一般的です。定年まで勤めていた職場での再雇用によって、長年の経験を活かすのも一案が、過去へのこだわりを捨てることで新たな道が開けてきます。
 
例えば、パソコンを使ったデスクワークや、工場などでの軽作業が適しているでしょう。また、比較的、体力がある人には、家事代行サービスや商業施設などでの清掃作業、警備、マンション管理人などの仕事もおすすめです。
 
運転免許を持っている人で、視力や体力、運転技術にも不安がないのなら、ドライバーの仕事を考えてもよいでしょう。ドライバーのなかには歩合制も多いため、仕事のやりがいにもつながります。
 

高齢者ならではの仕事探しも知っておこう

高齢者が就職活動をする場合、先述したように体力面でむりのない職場選びをすることはいうまでもありません。
 
ただ、シニア世代になると正社員の求人が減ってくるのが現実です。そのため、パートやアルバイトなどを選択肢に入れて、より多くの求人情報に触れるようにしましょう。
 
さらに、情報源を複数、持つことも大切です。友人や知人に紹介を頼むほか、ハローワークや高齢者向け求人サイトを活用するなど、さまざまな方法での仕事探しを検討しましょう。
 

シルバー人材センターは身近な存在

そのような中で注目されているのが「シルバー人材センター」での仕事です。
 
シルバー人材センターは、高齢者が仕事を通じて生きがいを得ることや、地域社会の活性化に貢献するための組織です。全国47都道府県単位の大きな組織ですが、会員が実際に接するのは市区町村単位で設置される組織です。60歳以上の健康で就業意欲があるシニアなら、年会費を払ったうえで入会することができます。
 
シルバー人材センターが提供する業務は、臨時的かつ短期的または軽易な業務が多く、さらに就業日数や時間の上限は月10日または週20時間未満と定められています。仕事内容は、デスクワークをはじめ、清掃、公園や自転車置き場などの管理など多岐にわたります。いずれも高齢者に適した仕事が多いです。
 
ただ、仕事時間が少ないため、まとまった収入を得るのは難しいかもしれません。しかし、働くことで生活のリズムが整うほか、人から感謝されることが多く、収入以上の満足感を得られるなどメリットが大きいです。
 
なお、これらの業務で得た報酬は「配分金」であり、確定申告時には「雑所得」の対象になります。給与収入や年金収入などを得ている場合は、これらもあわせて申告しましょう。また「家内労働者等の必要経費の特例」を受けられる可能性もあるので、国税庁サイトなどでの確認をおすすめします。
 

体力と相談しながら仕事をすることが大切!シルバー人材センターも視野に入れよう

同じ年齢でも体力には大きな開きがあります。また、家族構成など本人を取り巻く事情もさまざまでしょう。生活のために仕事が必要な人もいるでしょうが、むりをして体を壊してしまっては元も子もありません。やはり、自分の体力と相談しながらできる仕事を探すことが大切です。
 
そのためには、シルバー人材センターも視野に入れてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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