更新日: 2023.08.22 セカンドライフ

退職金がなくて不安です…。やはり老後のために、iDeCo・NISAを始めるべきでしょうか?

退職金がなくて不安です…。やはり老後のために、iDeCo・NISAを始めるべきでしょうか?
「老後2000万円問題」という言葉を、見聞きしたことがある人も多いかもしれません。これは、老後の生活費が夫婦2人の場合2000万円不足し、老後に向けて2000万円の資金が必要になるという問題です。
 
多くの方が、どのようにして貯蓄すればよいか不安に感じているでしょう。本記事では、老後資金を少しでも増やす方法として、「iDeCo」と「NISA」について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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iDeCoとは?

iDeCoとは、国民年金や厚生年金に上乗せして給付される私的年金制度のことです。別名「個人型確定拠出年金」といいます。
 
基本的に国民年金の被保険者であれば、誰でも加入することが可能です。iDeCoは申し込みから掛金拠出、そして、運用まで自分自身で行い、原則60歳から給付金として受け取ることができます。
 
iDeCoのメリットは、税制上の優遇措置が取られていることです。1つ目は、掛金は全額所得控除されます。そのため、所得税・住民税が軽減されます。2つ目は、非課税で運用益を再投資できることです。
 
ちなみに、一般的に金融商品の運用益は課税対象のため、源泉分離課税は20.315%になります。3つ目は、給付金を受け取るときに所得控除を受けられることです。
 
ただし、給付金の受け取り方によって所得控除の仕方が変わってきます。一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」の対象として扱われるのです。
 

NISAとは?

通常、金融商品に投資して利益が出た場合は税金がかかります。しかし、NISAの場合は毎年一定金額の投資から得られる利益であれば、税金がかかりません。これがNISAのメリットです。
 
一口にNISAといっても、「一般NISA」「つみたてNISA」があります。一般NISAとつみたてNISAは20歳以上の方が加入できます。
 
一般NISAの場合は、株式・投資信託などの金融商品の購入が年間120万円まで可能で、最大5年間非課税です。つみたてNISAの場合は、一定の投資信託の購入が年間40万円まで可能で、最大20年間非課税になります。
 
2024年以降、NISAが新しくなることにも注目です。まず、非課税保有期間が無期限化され、口座開設期間が恒久化されます。次に、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になります。
 
年間投資枠はつみたて投資枠で120万円、成長投資枠で240万円です。さらに、非課税保有限度額は1800万円になります。ただし、成長投資枠は1200万円です。
 

老後のためにiDeCoとNISAの運用を検討してみよう

老後資金をつくる方法としては、iDeCoとNISAがあります。iDeCoは、私的年金制度のことで税制上の優遇措置があります。一方、NISAは毎年一定金額の投資から得られる利益であれば、税金がかからないというものです。
 
より豊かな老後を送るためにも、iDeCoとNISAの運用を検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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