更新日: 2023.10.20 その他老後

定年後は健康のことも考えて「除草作業員」をしようと考えています。月収はいくらくらいでしょうか?

定年後は健康のことも考えて「除草作業員」をしようと考えています。月収はいくらくらいでしょうか?
人生100年時代といわれている現代では、定年後も元気であれば仕事を続けるという方が増えています。健康のことも考えて除草作業員に就くとしたら、月収はどれくらいになるのか、また60代の平均収入額と比較するとどうなのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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除草作業員の仕事内容とは

除草作業は基本的に屋外で行うため、ある程度の体力が必要です。河原・道路・公園・ゴルフ場など、さまざまな場所で除草作業が必要とされているため、安定して長く働けることが期待できます。
 
経験と体力があれば、草刈り機を使って除草作業をしたり、せん定を任されたりすることもあるようです。
 
定年後の中高年の方を積極的に採用している会社もあり、未経験者でも草刈り後の片付けなど簡単かつ補助的な作業から任せてもらえます。無理なく働けるよう、週3回程度で募集しているケースもあります。除草作業は、庭木の手入れが好きな方や、屋外で黙々と働きたい方におすすめの仕事です。
 

除草作業員の収入はどれくらい? 60代の平均収入額と比較

株式会社カカクコムが運営している求人サイト「求人ボックス」によると、2023年10月3日時点における草刈りの仕事の平均収入は以下の通りです。
 

●正社員 平均年収335万円
●アルバイト・パート 平均時給996円
●派遣社員 平均時給1197円

 
定年後にパート・アルバイトで除草作業員になり、1日8時間の労働を22日間行った場合の月収は17万5296円です。手取り額を月収の80%で計算すると約14万円で、手取り年収は約168万円になります。
 
金融広報中央委員会「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60代の平均収入は228万円で、中央値は200万円でした。除草作業を平均時給で行った場合、一般の60代の平均収入よりかは低く推移してしまうようです。
 

収入ダウンでも安定した生活を送るには

定年退職後は現役の頃と比較すると、収入が大幅に下がる傾向にあります。除草作業員の場合は、一般の60代よりも平均収入が低くなる可能性があります。
 
収入が下がっても安定した生活を送るためには、以下のポイントが大切です。
 

・固定費を見直す

スマホやインターネットなどの通信費を、ライフスタイルに合わせて見直しましょう。使用頻度が低いにもかかわらず、高額の月額料金を払っている場合があるかもしれません。自分に合ったプランを選んだり、格安スマホに変えたりすることで、通信費を節約できるでしょう。
 

・食費や水道光熱費を節約する

外食が多かったり買い物で不必要なものを買ったりすると、余計な出費が増えます。水道光熱費は料金プランを見直して、節水グッズを使用するなどちょっとした工夫で生活費を節約できる場合があります。
 

・資産運用を始める

退職金や収入の一部を資産運用に充てましょう。投資による利益から税金が引かれないよう、iDeCoやNISAなどを活用するのもよいでしょう。
 

定年後も体力に合わせて好きな仕事を見つけよう!

定年後に年金だけで生活することは難しいと感じる方が増えています。「まだまだ元気だ」という方は、体力に合わせて好きな仕事を見つけてみるとよいでしょう。
 
除草作業員の場合、収入は一般の60代の平均収入よりはやや低くなりますが、無理のない範囲で体を動かすことで健康を維持できるメリットがあります。定年後も長く働き、少しでも時給のよい職場が見つけられると、収入面でも安心でしょう。
 

出典

株式会社カカクコム 求人ボックス 給料ナビ 草刈りの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]各種分類別データ(令和4年)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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