更新日: 2024.02.19 その他老後
【免許返納も視野に入れる?】高齢になった両親の運転がだんだんと「下手」になってきました。サポカーの購入を考えていますが、どんな車種がありますか?
ここでは、各メーカーから販売されているサポカー対象車を紹介するとともに、サポカーの種類や、免許返納についても解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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サポカーはさまざまなメーカーから発売されている
サポカーとは、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)やペダル踏み間違い急発進抑制装置など、先進技術を活用した一定の運転支援機能を搭載した「セーフティ・サポートカー」の略称です。
なお、サポカーの中でも、高齢運転者向けの車をサポカーSと呼びます。サポカーよりも充実した運転支援機能が搭載されていることが特徴です。ここでは、各メーカーから発売されているサポカー対象車を紹介します。
ホンダ:フィット
ホンダから発売されているフィットは、サポカーSワイドに該当するモデルです。衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームなどの先進技術が搭載されています。現行モデルの販売価格は、以下の通りです。
全国メーカー希望小売価格(税込み):165万5500~274万8900円
ホンダ:ヴェゼル
同じくホンダから発売されているヴェゼルも、サポカーSワイドに該当するモデルです。衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームなどの運転支援機能が備わっています。現行モデルの販売価格は、以下の通りです。
全国メーカー希望小売価格(税込み):239万9100~341万8800円
トヨタ:ヤリス
トヨタから発売されているヤリスは、サポカーSワイドに該当するモデルです。トヨタ独自の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載しています。現行モデルの販売価格は、以下の通りです。
全国メーカー希望小売価格(税込み):150万1000~269万4000円
トヨタ:プリウス
同じくトヨタから発売されているプリウスも、サポカーSワイドに該当するモデルです。「Toyota Safety Sense」とともに、駐車支援を行う「アドバンスト パーク」も搭載されています。現行モデルの販売価格は、以下の通りです。
全国メーカー希望小売価格(税込み):320万~460万円
サポカーが安心な理由と備わっている機能
サポカー対象車には、車の運転を支援するさまざまな機能が備わっています。
搭載されている機能によって「サポカー」と「サポカーS」に分類され、サポカーSはさらに「ワイド」「ベーシック+」「ベーシック」の3つに分けられます。各サポカーの認定を受けるための条件は、以下の通りです。
サポカー対象車:衝突被害軽減ブレーキの搭載
サポカーS対象車:衝突被害軽減ブレーキに加えて、ペダル踏み間違い急発進抑制装置などを搭載
サポカーSは、衝突被害軽減ブレーキの機能によって、さらに3つの区分があります。
ワイド:衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトの搭載
ベーシック+:衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の搭載
ベーシック:低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の搭載
最終的には免許返納も視野に
免許の自主返納は、運転が不要になった方以外にも、加齢に伴う身体機能の低下で運転に不安を感じるようになった方にもおすすめです。以前よりも、信号や歩行者に対する反応が遅くなったと感じたときは、免許の自主返納を検討しましょう。
運転免許証を自主返納すると、各自治体によってさまざまな支援を受けられます。例えば東京では、ホテルのレストランやバーが割引価格になったり、タクシーの利用料金が安くなったりします。自主返納により受けられるお得な特典は、自治体によって異なるため、居住地域の支援制度は、自治体や警察署に確認してください。
運転技術に不安があるならサポカーを検討しよう
年齢を重ねて運転技術に不安を感じたら、サポカー対象車の購入を検討しましょう。現在、各メーカーから、先進技術による安全機能を搭載したモデルの車が多く発売されています。特に安全機能が充実しているのは、サポカーSワイド対象車です。車の購入を検討している方は、サポカーの種類もチェックしましょう。
またサポカーであっても、事故を必ず防げるわけではありません。身体機能の衰えにより運転が困難だと感じるようになったときは、早めに免許の自主返納をすることも、一つの手段です。
出典
経済産業省 サポカー(安全運転サポート車)
本田技研工業株式会社 HONDA
フィット
ヴェゼル
警察庁 運転免許証の自主返納について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー