更新日: 2024.03.11 その他老後

【心配で…】父が75歳になったので「運転免許を返納」させます。バスを利用した場合、東京都内ならいくら浮きますか?

【心配で…】父が75歳になったので「運転免許を返納」させます。バスを利用した場合、東京都内ならいくら浮きますか?
高齢になり運転免許の返納に併せて、移動手段を自動車からバスに変更する方もいらっしゃるでしょう。
 
この場合に、交通費にどれくらいの差額が出るのかが気になるかもしれません。
 
今回は、東京都内を自動車で移動する場合にかかる交通費と、バスで移動する場合にかかる交通費を、それぞれご紹介します。
 
そのうえで、双方の交通費の差額もご紹介しますので、運転免許を返納して、バス移動を検討している方は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

東京都内の移動に軽自動車を利用する場合どれくらいの交通費がかかる?

趣味の陶芸教室が行われる公民館までの片道20kmを、毎日自宅から軽自動車で通うと仮定して、どれくらいの交通費がかかるのかを算出してみましょう。
 
軽自動車の燃費は車種によって異なりますが、標準的といわれる15km/Lで計算してみます。
 
ガソリン1Lで15km走るため、往復40kmの場合は、約2.7Lのガソリンを使用すると考えられるでしょう。
 
2024年3月4日時点では、東京都のガソリン価格は174.5円であるため、実燃費15km/Lの軽自動車で40km移動する場合、1日約465円の交通費がかかっていることが分かります。
 
したがって、1ヶ月の交通費は約1万3960円といえます。
 

シルバーパスでバスを利用する場合にかかる交通費は?

東京都に住民登録をされている満70歳以上の方は、シルバーパスの購入ができます。
 
シルバーパスを一度購入すると、有効期限内ならば、都営バスや都営地下鉄などが乗り放題になるといわれています。
 
シルバーパスは購入時期に関係なく、9月末で有効期限を迎えるため、早く購入するほど、交通費を節約できるでしょう。
 
例えば、2万510円のシルバーパスを10月1日に購入して、翌年9月30日まで使用した場合の1ヶ月にかかる交通費を算出してみます。
 
約1年間使用ができる上記のケースでは、1ヶ月にかかる交通費は約1710円です。
 

往復40kmの距離を軽自動車で走った場合とバスを利用した場合の交通費の差額は?

往復40kmの距離を、実燃費15km/Lの軽自動車で走った場合の1ヶ月にかかる交通費は、約1万3960円であることが分かりました。
 
シルバーパスの1ヶ月あたりの交通費は約1710円です。
 
したがって、往復40kmの移動を軽自動車で走る場合とバスで走る場合の差額は、約1万2000円です。
 
移動手段を軽自動車からバスに変更した場合は、約1万2000円の交通費を節約できる可能性があるでしょう。
 

バス移動で交通費を節約しよう

往復40kmを軽自動車で移動する場合は、1ヶ月で約1万3960円かかると推測できます。
 
東京都在住の満70歳以上が利用可能なシルバーパスを2万510円で購入すれば、1ヶ月あたりの交通費を約1710円まで抑えることができる可能性があるでしょう。
 
高齢になったら運転免許の自主返納がおすすめといわれていますので、この機会に、移動手段をバスに変更してもよいかもしれません。
 
運転免許を自主返納したら、近くのシルバーパス発行窓口でシルバーパスを購入するとよいでしょう。
 
今回は、東京都内で利用できるシルバーパスをご紹介しましたが、高齢者が定額料金でバスに乗車できる制度は、全国各地で実施されていると思われます。
 
例えば横浜市では、65歳以上の方なら誰でも購入できる、市営バスのシニアパスという全線定期券があります。
 
高齢者の交通費を支援する制度は、全国各地で実施されている可能性が高いでしょう。
 
運転免許の返納後、移動手段をバスに切り替える場合は、このような制度があるかどうかを確認したほうがよいかもしれません。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 調査結果
東京都福祉局 シルバーパスについて
横浜市 市営バスのシニアパスとは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集