本年度で長年勤めた会社を「定年退職」するため、新しく「趣味」を見つけたいです。老後資金が少なく「お金」はかけたくないのですが、よい趣味はあるでしょうか?「月謝1万円」であれば、無理なく探せますよね……?
配信日: 2025.05.09

しかし「年金生活に不安を感じるので、あまりお金はかけたくない」という人もいるかもしれません。
本記事では、老後資金が少なく「お金」をかけたくないという人に向けて、おすすめの趣味を紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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老後資金が少ない人におすすめの趣味
60代以降で趣味を持つと、さまざまなメリットを得られる可能性があります。ここからは「体を動かす趣味」と「脳トレに役立つ趣味」に分けて、内容を見ていきましょう。
体を動かす趣味
体を動かす趣味を持つメリットには「生活習慣病の予防」「体力や筋力向上による健康維持」「免疫力の向上」「骨粗しょう症の予防」などが考えられます。体を動かす習慣がつけば、健康的な生活をより長く維持できるようになることもあるでしょう。
比較的費用をおさえつつ体を動かすことのできる趣味の例には、下記が挙げられます。
●ラジオ体操、散歩、ウオーキングなどの軽い運動
●ハイキング、マラソンなど激しめの運動
●ゲートボールや野球などのスポーツ
●筋トレ、社交ダンス、ヨガといったジムや教室に通う
かかる費用は運動内容によって異なりますが、まず運動するにあたってスポーツウェアやスポーツシューズなどが必要となり、一式そろえるのに場合によっては2万円前後かかることもあるかもしれません。
ただし、専用の道具をそろえたりジムや教室に通ったりする場合は、工夫次第で費用をおさえられる可能性があります。
例えば、ゲートボールに必要な「スティック」「ボール」「ゲート」をそろえる場合、初期費用に2万円程度必要になることもあるようです。対して、道具をレンタルする場合はそのときに必要な費用を支払えば問題ないと考えられます。
ジムに通う場合は、始めに入会金が5000円ほど、月ごとに1万円前後の月会費が目安になるようです。しかし、自治体が管理・運営する公営ジムを利用すれば、入会金はかからず、1回につき500円前後で利用できるケースもあります。
利用する頻度や施設によって費用は変動するため、いくつかの施設をピックアップして、かかる費用を比較してみましょう。
脳トレに役立つ趣味
頭を使う趣味を持つことは、脳に多くの刺激を与え活性化させることから「認知症の予防」に効果があるといわれているようです。
また、手芸のように手先を動かす趣味は、認知症の予防に加え身体機能の維持にもつながる可能性があります。お金のかからない脳トレに役立つ趣味は、おもに下記が挙げられます。
●読書
●手芸(編み物やアクセサリー制作)
●家庭菜園やガーデニング
●料理やお菓子作り
●マージャン、囲碁、将棋のようなボードゲーム など
本や道具、材料をそろえると、初期費用・継続費用ともに多少お金がかかるものの、いずれも高額な費用が発生することはないと考えられます。
手芸教室や料理教室といった教室に通う場合は、入会金と月謝を必要としますが、通う教室や受講するコース(継続型か単発型かなど)で費用は大きく変動する可能性があります。
●手芸教室:入会金1万円~2万円ほど、月謝1万円前後
●料理教室:入会金5000円~1万円ほど、1回あたりのレッスン費用5000円~1万円ほど
コース内容と費用を確認し、無理なく続けられるコースを選択するとよいでしょう。
新しい趣味の見つけ方
新しい趣味を見つけるうえでの重要ポイントは「興味のあることに果敢にチャレンジする」ことだと考えられます。趣味にもさまざまな種類があるため、実際に体験してみないと自分に合っているかどうかはなかなか判別できません。
興味のあることやチャレンジしてみたかったことを書き出し、気になる趣味をピックアップしたら実際に体験してみましょう。最近はシニア向けの体験レッスンやワークショップも数多く開催されているため、気軽に参加できる短期講座から始めてみてください。
公民館や自治会館など地域の公共施設では、地域住民の活動の場として講座・サークル・イベントが開催されていることもあるため、新しい趣味探しだけでなく「同世代の仲間を見つけたい」人も楽しめる可能性があります。
また「社会の役に立つことをしたい」「生きがいを見つけたい」人であれば、地域のボランティア活動に参加してみるのもよいでしょう。
お金をかけずに楽しめる趣味はさまざまで、自分に合ったものを選ぶことが重要になる
老後資金が少なくても、お金をかけずに楽しめる趣味は多くあると考えられます。
また、趣味を探す際は「何を目的とするのか」に着目してみてもよいかもしれません。例えば体の衰えを防ぐ・脳の活性化を目指すなどです。
趣味を見つける際は、実際に体験してみると失敗を防げる可能性があるでしょう。手芸教室や料理教室などの体験レッスンを受けてみたり、公民館や自治体のイベントに参加してみたりするなど、自分に合った方法を試してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー