定年後、生活費が足りない場合に備えて貯金したいです。子どもは既に手を離れているのですが、あと10年で1000万円貯金は可能でしょうか?

配信日: 2025.05.12 更新日: 2025.10.21
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定年後、生活費が足りない場合に備えて貯金したいです。子どもは既に手を離れているのですが、あと10年で1000万円貯金は可能でしょうか?
近い将来定年退職を迎えるにあたり、老後の生活資金を心配する人もいるのではないでしょうか。もしも老後に生活資金が足りないと、介護費用が払えなくなる、適切な医療が受けられなくなるなど、多くの問題が発生します。それらを避けるためには、今のうちから計画的に貯金し備えることが重要です。
 
今回は、10年で1000万円貯金する方法についてお伝えします。
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老後の生活費の課題

老後の生活費不足は、深刻な課題です。総務省が公表した「家計調査報告[家計収支編]2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、令和6年の65歳以上の夫婦のみの無職世帯の実収入が25万2818円である一方で、非消費支出を含む支出額は月額28万6877円でした。
 
前述より、3万4000円ほどの赤字であることが分かります。今後インフレによる物価上昇や税金の増額により、さらに赤字が膨らむことが見込まれることから、生活資金を蓄える重要性は高まっています。
 

目標を達成するための準備と心がまえ

10年で1000万円を貯金するためには、まずは家計の収支を把握し、具体的な計画を立てることが大切です。もしも無計画に始めると、まったく貯められないケースに陥ることや、無理に生活費を削って貯金が苦痛になることも想定されます。1ヶ月で約8万3000円を貯めると、10年後には目標が達成できる計算です。
 
収支のバランスを見直して、その金額が無理なくかなえられるよう工夫しなければなりません。しかし急な出費が発生し、目標を果たせない月が出てくることも考えられます。達成できなかったことに一喜一憂するのではなく、1年の長期スパンで100万円に到達するよう心がけると、長続きするでしょう。
 

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目標額に到達するための具体的な方法

ここでは10年で1000万円を貯めるための具体的な方法について解説します。目標を実現させるには、地道な継続が一番の近道です。
 

先取り貯金をする

先取り貯金とは、振り込まれた給料からすぐに貯金分を専用口座に移すことです。先に貯金額を差し引くことで、給料の使い過ぎを防げます。また専用口座を設けることで貯金額が明確になり、モチベーションの維持にもつながるでしょう。自動積立定期預金を利用すると振り込みに行く手間が省けるので、積極的に活用することをおすすめします。
 

固定費を見直す

固定費とは、毎月かかる金額がほとんど変わらないものを指します。固定費として、住居費、光熱費、通信費、保険料、車両費(ガソリン代を除く)、教育費、サブスクリプション、税金があげられます。これらを削ることで、生活資金に余裕をもたせることが可能でしょう。
 
おすすめは通信費と保険料、サブスクリプション費用を見直すことです。住居費や税金を節約するのは難しいですが、通信費、保険料、サブスクリプション費用は、安いプランへのスピーディーな変更や、契約の終了が可能です。
 
1ヶ月あたりの節約額は微々たるものですが、1年、10年に換算すると無視できない金額になるでしょう。貯金を成功させたい方はぜひ見直すことをおすすめします。
 

スキマバイトをする

スキマバイトは、自分の空いた時間を有効活用できる働き方です。アプリから希望の日時と仕事に申し込み、特に問題がなければすぐに働き始められます。面接はなく、履歴書も不要です。稼ぎたい金額から逆算して仕事を探すこともできるので、確実に目標金額を達成したいときにはおすすめの方法です。
 
スキマバイトの利用者は増加傾向にあり、直近3年以内の利用者は全国で452万人に上ります。未経験でもこなせる仕事が多く募集されていることが、人気の理由です。結果を出すまでに時間がかかる他の副業にくらべて、スキマバイトは手っ取り早く確実に稼げるのが強みといえます。
 

今から老後へ備えよう

豊かな老後を過ごすためには、定年を迎える前の準備が肝心です。一つひとつ着実に行動していけば、10年後に1000万円を貯金するのは不可能ではありません。できることから始めて、将来への不安を払拭しましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告[家計収支編]2024年(令和6年)平均結果の概要(19ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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