退職後の生活費が「月25万円」かかっています。年金だけでは足りないのでしょうか?

配信日: 2025.05.14 更新日: 2025.10.21
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退職後の生活費が「月25万円」かかっています。年金だけでは足りないのでしょうか?
退職後の生活費が月25万円かかる場合、年金だけで賄えるのか不安に感じる方も多いでしょう。
 
本記事では、退職後の生活費の平均や年金の受給額、そして不足分を補うための具体的な対策について解説します。将来の生活設計の参考にしてください。
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退職後の生活費「月25万円」は一般的な水準?

総務省が行った家計調査報告によると、2024年の65歳以上の夫婦のみ無職世帯(二人以上)の月々の消費支出は25万6521円です。
 
これらのデータから、月25万円の生活費は決して贅沢ではなく、一般的な水準といえます。高齢期になると医療費や介護費用は増加しますが、全体の消費支出は年齢とともに減少する傾向があります。

 

年金の平均受給額と生活費のギャップ

日本年金機構が公表している令和7年度の国民年金と厚生年金の金額は以下の通りです。
 

・老齢基礎年金(国民年金)の満額
月額6万9308円(40年間保険料を納めた場合)
 
・厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)
月額23万2784円

 
しかし、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、実際の平均受給額は、老齢基礎年金で月額5万6428円、厚生年金の平均年金月額は、国民年金分と合わせて月額14万4982円と、満額やモデルケースより低くなっています。
 
これらのデータから、月25万円の生活費に対して、公的年金だけでは不足する可能性が高いことがわかります。

 

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年金だけでは足りない場合の対策

年金だけで生活費を賄えない場合、以下のような対策が考えられます。
 

・退職金の活用
・貯蓄の取り崩し
・再雇用やパートタイムでの就労
・資産運用
・生活費の見直し

 
ほかにも、家族や専門家への相談、公的支援(生活保護や給付金)の活用も選択肢となります。これらの対策を組み合わせることで、年金だけでは不足する生活費を補うことが可能です。

 

早めの準備で安心な老後を

退職後の生活費が月25万円かかる場合、年金だけでは不足する可能性が高いです。
 
しかし、退職金や貯蓄、再雇用、資産運用などの対策を講じることで、その不足分を補えます。老後の生活に不安を感じる前に、早めにライフプランを立て、必要な準備を進めることが大切です。将来の安心のために、今からできることを始めましょう。

 

出典

総務省 家計調査報告 家計収支編(2024年)
日本年金機構 令和7年4月分からの年金額等について
厚生労働省 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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