「リバースモーゲージ」なら、「築30年の自宅」を「担保」に老後資金を借りられると聞きました。どんな仕組みですか?

配信日: 2025.06.25 更新日: 2025.10.21
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「リバースモーゲージ」なら、「築30年の自宅」を「担保」に老後資金を借りられると聞きました。どんな仕組みですか?
高齢者が老後の資金や医療費などを借りるために利用できる仕組みの一つが、「リバースモーゲージ」です。リバースモーゲージを活用することで、自宅に住みながらお金を借りられます。一方、デメリットもあるので、しっかり考えたうえで利用することが大切です。
 
今回は、リバースモーゲージの概要やメリット、デメリットなどについてご紹介します。
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リバースモーゲージとは

自宅を担保として融資を受けることをリバースモーゲージといいます。リバースは逆、モーゲージは抵当権を意味します。通常の住宅ローンでは、借りた金額に応じて利息と共に毎月少しずつ返済しますが、リバースモーゲージでは借りたお金を毎月返さなくてよい代わりに、最終的に家を売却したお金で一括返済する点が特徴です。
 
返済するタイミングとしては、お金を借りている人(家に住んでいる人)が亡くなったときが基本となります。
 
なお、リバースモーゲージには金融機関が行っているものと、各自治体の福祉協議会が取り扱っているものがあります。金融機関では、利息分は毎月返済しつつ、元金を本人が亡くなった際に家の売却で支払うケースが多いようです。
 
一方、自治体の社会福祉協議会の提供しているものでは、利用している人が亡くなったあとに利息と元金をまとめて返済します。
 

リバースモーゲージのメリットとデメリット

リバースモーゲージのメリットは、高齢になってもお金を借りられる点です。家を担保にするため、条件を満たしていれば収入が減りやすい高齢者でも融資を受けられます。また、通常の住宅ローンのように毎月のローン返済は利息以外ありません。そのため、老後資金の負担軽減につながるでしょう。
 
また、一括返済の方法を、現金一括か自宅の売却かを選べるところもあります。相続人がおり、一括払いのめどが立っている場合は、住宅を残すことも可能かもしれません。
 
一方で、相続人がいる場合、相続人全員の同意が得られなければ利用できない場合があります。また、借入限度額が決まっているため、自分で予想したよりも長生きすると、借入限度額に届いてしまい、お金を借りられなくなるケースも考えられます。
 
また、不動産価格が下落すると、それに伴って借入限度額も減少するリスクがあります。
 

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家を担保に高齢者がお金を借りられる仕組み

リバースモーゲージは、高齢者が自宅を担保に融資を受けられる制度です。住宅ローンのような毎月の返済はない、もしくは利息のみの返済となります。金融機関や社会福祉協議会が取り扱っているため、複数を比較して自分に合うところを見つけるとよいでしょう。
 
なお、リバースモーゲージはお金を借りやすい一方で、自宅の評価額が下落すると借入限度額が少なくなったり、そもそもほかの相続人の反対で利用できなかったりする可能性もあります。メリットとデメリットを考慮して、老後資金や住宅ローンの返済などのために必要かを確認したうえで利用するとよいでしょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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