父が「退職金2000万円ある」と言っていました。退職金2000万円の場合、手取りはどのくらいになるのでしょうか?
そこで本記事では、年金の受け取り方法からそれぞれの手取り額の算出方法、確定申告の必要な場合について紹介します。
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目次
退職金の受け取り方法は3つ
退職金の受け取り方としては、以下の3つの方法があります。
●一時金として受け取る
●年金で受け取る
●一時金&年金の併用
以下で、それぞれの概要と特徴を一つずつ紹介します。
一時金として受け取る
退職金を一括で受け取る方法です。一時金として受け取ると、「退職所得控除」が受けられるため税負担が減ります。なお、退職所得控除を受けるためには、「退職所得の受給に関する申告書」の提出が必須です。
人によっては多額の退職金を受け取るため、一時金として受け取る場合には、銀行預金にするのか、老後のために運用するのかなど使途を考える必要があります。
年金で受け取る
年金のように分割で受け取る方法で、会社が運用を続けるため、運用期間が延びて受取額が増える場合があります。「退職所得控除」は受けられませんが、「公的年金等控除」の制度が適用されます。ただし、税負担や社会保険料が一時金より高くなる場合もあります。
一時金&年金の併用
退職時にある程度の退職金を一時金として受け取り、その後、年金として分割で受け取る方法です。退職後に一時金を受け取りつつ、定期的な収入も得られます。
一時金部分には「退職所得控除」、年金部分には「公的年金等控除」が適用されますが、控除や運用期間延長のメリットを最大限に活用できるとはかぎらず、受け取り方によって税負担や手取り額が異なります。

