来年定年の夫から、退職金の「2000万円」でキャンピングカーを購入して旅をして暮らそうと言われました。“年金18万円”だけで旅をしながらの暮らしは可能なのでしょうか?

配信日: 2025.12.23
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来年定年の夫から、退職金の「2000万円」でキャンピングカーを購入して旅をして暮らそうと言われました。“年金18万円”だけで旅をしながらの暮らしは可能なのでしょうか?
「定年退職後はずっと夢見ていた生活を送りたい」と思っている人もいるかもしれません。
 
例えば今回のように「退職金でキャンピングカーを購入して旅をして暮らしたい」という夢を実現するには、いくら必要なのかを確認してみましょう。
 
本記事では、キャンピングカーの価格相場やキャンピングカーでの生活費とあわせて、年金18万円で生活可能かをご紹介します。
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キャンピングカーの価格相場や必要な維持費

キャンピングカーの購入価格は、乗車・就寝が可能な人数や装備の充実さなどにより幅があります。
 
あるメーカーのキャンピングカーを例に挙げると、800万円台~1300万円台のモデルが販売されています。
 
今回の事例では「退職金の2000万円でキャンピングカーを購入する」ということなので、このあたりの価格帯のモデルを選べば購入代金が不足することはないでしょう。
 
ただし、キャンピングカーを所有すると、以下のような費用が維持費としてかかります。
 

・自動車税
・車検代
・自動車重量税
・自賠責保険料
・任意保険料
・メンテナンス費用
・駐車場代
・燃料費

 
維持費の総額は年間30万円~100万円程度かかる場合もあるようなので、キャンピングカーを購入してあまった退職金を、数年分の維持費に充てることも可能かもしれません。
 

キャンピングカーでの生活にはどのくらい費用がかかる?

それぞれのライフスタイルにもよりますが、キャンピングカーでの生活費はおもに以下のようなものがかかります。
 

・食費:食材購入費・外食代など
・通信費:携帯料金・Wi-Fi利用料など
・洗濯代:コインランドリー代など
・入浴代:温泉施設利用料など

 
工夫次第で月10万円台におさえられる可能性もありますが、移動距離や医療費、娯楽費などで大きく変わるため、生活費が想定以上に膨らむリスクがあります。
 
また、キャンピングカーの維持費に充てる退職金の残りがなくなってしまった場合は、月2万5000円~8万円以上がプラスでかかるようになるため、注意が必要です。
 

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キャンピングカーで生活するにあたってかかるそのほかの費用

キャンピングカーでの生活にかかるそのほかの費用として、住民税や社会保険料が挙げられます。
 
住民税については住民票のある市区町村に納めることになっていますが、キャンピングカーに住民票を設定することはできません。そのため、家族や知人などの「同居人」として住民登録させてもらう必要があります。
 
支払通知は住民登録した住所に届くため、届いたら家族や知人から連絡をもらい、支払いにいくようにしましょう。
 
また、健康保険料などの社会保険料も、日本に住んでいる以上、支払う必要があります。
 
そのほか、洋服や靴などを購入する費用、高速道路やフェリーの利用料金などがかかる可能性があることも考えておいた方がよいでしょう。
 
そのうえで、月々18万円の年金収入で生活していけるかシミュレーションしてみることをおすすめします。
 

キャンピングカーの維持費を含めると月18万円だけで生活するのは難しくなる可能性もある

キャンピングカーは1000万円未満で購入できるモデルもありますが、自動車税や保険料・メンテナンス費用などの維持費に年間30万円~100万円程度かかる場合もあるようです。
 
また、キャンピングカーでかかる生活費には食費や通信費・洗濯代・入浴代などがあり、工夫次第では月10万円程度で済む例もあります。しかし、医療費やレジャー費、車両の長期的な修繕費まで考慮すると、月18万円の年金だけでは継続的な生活が難しくなる場合もあるでしょう。
 
これらを考慮すると、2000万円の退職金からキャンピングカーの購入代金を差し引いたお金を維持費に充てられる間は、月18万円の年金収入のみでも生活が成り立つ可能性があるといえるでしょう。
 
また、キャンピングカーで生活していても住民税や健康保険料の支払い義務は発生するため、その点も踏まえてシミュレーションしてみるとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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