退職金1500万円で住宅ローンを完済。妻に「手元に残った600万円で暮らしていこう」と言われています。本当に老後資金として足りますか?

配信日: 2026.01.10
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退職金1500万円で住宅ローンを完済。妻に「手元に残った600万円で暮らしていこう」と言われています。本当に老後資金として足りますか?
退職金で住宅ローンを完済できたことで、「住居費がかからなくなるなら、あとは年金と少しの貯金で何とかなるのでは」と考える人もいるかもしれません。一方で、手元に残る貯金が600万円程度の場合、「本当に老後生活を支え切れるのか」と不安を感じるのも自然なことです。
 
老後資金について考える際には、感覚ではなく、実際の高齢者世帯の家計データを基に整理することが重要です。本記事では、総務省統計局の統計データを用いて、住居費がほぼかからない状態で、貯金600万円が老後資金として足りるのかを検証します。
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高齢夫婦世帯の家計収支はどうなっているか

総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、65歳以上の夫婦のみ無職世帯における1ヶ月の家計収支は次のようになっています。
 
実収入は25万2818円で、そのうち年金を含む社会保障給付が22万5182円を占めています。一方、消費支出は25万6521円、税金や社会保険料などの非消費支出は3万356円です。老後生活を考えるうえでは、実際に生活費として使える金額を示す可処分所得に注目することが重要です。同調査によれば、可処分所得は月22万2462円となっています。
 
これらを踏まえると、家計全体では月3万4058円の赤字となります。
 

住居費がないと家計はどの程度改善するのか
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