70代です。家を売却して老人ホーム入居を考えていますが、売ってしまったあとに後悔しないか不安です。売却資金で老人ホームに入るのは問題ないでしょうか。
特に、長年住み慣れた自宅を売却する決断には、大きな不安が伴うものです。売ってしまったあとに後悔しないだろうか、売却資金で老人ホームに入ることに問題はないのだろうか。
本記事では、そうした疑問や不安に向き合いながら、家を売却して老人ホーム入居を検討する際に知っておきたい考え方やポイントを分かりやすく解説します。
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目次
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老後の住まいを考えるタイミングとは
70代になると、今後の生活をより安心・安全なものにしたいと考える方が増えてきます。体力の低下や持病への不安、将来の介護の可能性などを見据え、「自宅を売却して老人ホームに入居する」という選択肢が現実味を帯びてくる時期でもあります。しかし、長年暮らしてきた家を手放すことには、大きな決断が伴い、不安を感じるのは自然なことです。
家を売却して老人ホームに入るのは一般的な選択
自宅を売却し、その資金を老人ホームの入居費用や月額費用に充てる方法は、実際に多くの方が選んでいる手段です。特に有料老人ホームでは、入居一時金が数百万円から数千万円かかるケースもあり、自宅売却は資金確保の現実的な方法といえます。また、固定資産税や修繕費、庭の手入れといった自宅維持の負担から解放される点も大きなメリットです。
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後悔しやすいポイントを知っておく
一方で、「売らなければよかった」と後悔するケースがあるのも事実です。
株式会社LIFULLが不動産売却を終えた70代~80代を対象に行ったアンケート調査によると、売却後に後悔したこととして、「売れないからといって安易に価格を下げない」と回答した人が33%、「多少の損を覚悟しておく」と回答した人は24.6%と、想定していた金額よりも低い金額で売却してしまったケースもあるようです。
売却前に不動産会社の比較や、自身でも相場などの情報収集を行わないと、理想と現実のギャップに悩むことになりがちです。
売却前に検討したい別の選択肢
後悔を防ぐためには、「売却しかない」と決めつけないことが大切です。
例えば、自宅を賃貸に出して家賃収入を得ながら老人ホームに入る、一定期間はショートステイやサービス付き高齢者向け住宅を利用して様子を見る、といった選択肢もあります。自宅をすぐに手放さず、将来の戻り先として残しておくことで、心理的な安心感を得られる方も多いでしょう。
資金計画は余裕を持って立てる
売却資金で老人ホームに入る場合、最も重要なのが長期的な資金計画です。平均寿命を考えると、10年、20年単位で生活費が必要になる可能性もあります。
入居一時金だけでなく、月額費用、医療費、将来の介護費用まで含めて試算し、「余裕を持った計画」になっているかを確認することが欠かせません。可能であれば、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談するのも有効です。
納得できる決断が後悔を防ぐ
家を売却して老人ホームに入ること自体に、問題があるわけではありません。大切なのは、ご自身が十分に情報を集め、選択肢を比較し、納得したうえで決断できているかどうかです。「家を手放す=後戻りできない」と感じるからこそ、不安が生まれます。時間をかけて検討し、自分らしい老後の暮らしを描くことが、後悔しない選択につながるでしょう。
出典
株式会社LIFULL 70代~80代の不動産売却を大分析 360人の売却経験者データから見えた傾向
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
