夫から「老後は房総の海沿いで暮らしたい」と相談が…定年後の資産は「退職金2300万円・年金20万円」ですが、家を買っても暮らしていけますか? 病院などが遠いと不便でしょうか?

配信日: 2026.01.28
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夫から「老後は房総の海沿いで暮らしたい」と相談が…定年後の資産は「退職金2300万円・年金20万円」ですが、家を買っても暮らしていけますか? 病院などが遠いと不便でしょうか?
「退職金が入ったら念願の田舎暮らしがしたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。都心部で働いてきた場合、定年退職したら「地方でゆっくりと余生を過ごしたい」と考えるのも無理はないかもしれません。
 
本記事では、退職金2300万円、夫婦2人で年金20万円、房総の海沿いエリアに移住して暮らしていけるのかを解説します。
藤岡豊

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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定年後に移住するメリット

定年の時期が迫ってくると、「退職金が入ったら静かな場所で暮らしたい」と考える人もいるでしょう。定年退職後、地方に移住するメリットは次のとおりです。
 

・落ち着いた暮らしを送れる
・生活コストを抑えられる
・新しいコミュニティーが生まれる
・子どもを田舎に呼べる

 
都市部で生活している人にとって、都会ならではのストレスや忙しさから解放されるのは、地方に移住するメリットでしょう。地方に移住すれば、人混みやさまざまな騒音、渋滞や通勤ラッシュなどとは無縁な環境で暮らせます。
 
また、都心部と比べて地方は物価が安く、食料品などの生活コストを下げられるのも移住の魅力です。
 
「地方は人間関係がわずらわしそう」と思う人もいるかもしれませんが、確かに人間関係が密になりやすい側面があります。
 
反対に一度信頼関係を築ければ、これほど心強いことはなく、おすすめの店舗を紹介してくれたり、困りごとのアドバイスをしてくれたりします。子どもが都心部で働いている場合、孫と一緒に田舎に呼べるようになるのも地方移住のメリットです。
 

定年後に移住するデメリット

定年退職後の移住には、メリットだけではなくデメリットもあるため、検討する際は慎重に判断する必要があります。リタイア後、地方に移住するデメリットは、以下のとおりです。
 

・交通費が高くなる可能性がある
・近くに病院がないケースがある
・近所付き合いがわずらわしくなることもある
・生活費が尽きるリスクがある

 
どこに移住するのかにもよりますが、地方に移住すると車やバスでの移動が増え、便利な都心部よりも交通費が高くなる可能性があります。また、近くに病院がない立地を選んでしまうと、薬をもらいたいときなどに、不便な思いをすることもあるでしょう。
 
メリットであげた「新しいコミュニティーが生まれる」ですが、都会に暮らしていた人の感覚からすると、わずらわしくなるケースも考えられます。干渉されない暮らしに慣れていた人の場合、近所付き合いが濃すぎて後悔するかもしれません。
 
都市ガスの通っていない地域では、灯油暖房が主流で、冬になると灯油代が月に1万円以上かかることも珍しくありません。前記した交通費も含め、物価が安くてもほかの生活費がかさみ、資金が尽きる可能性があるのも注意する点でしょう。
 

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退職金2300万円・年金夫婦2人20万円で房総で暮らせる?

具体的な数字でシミュレーションしてみましょう。退職金2300万円、年金夫婦2人20万円で房総エリアに移住するケースで、暮らしていけるのかを試算します。月の生活費は、以下の内容で仮定します。
 

・食費:5~6万円
・光熱費・通信費:2~3万円
・車関連費:2~3万円
・医療費:1万5000~2万円
・修繕費・固定資産税:2~3万円
・交際費・雑費:1~2万円
合計:13万5000~19万円

 
上記の生活費であれば、退職金に手をつけずに済むため、地方移住しても問題はないでしょう。1500万円程度の中古物件を購入しリフォームに200万円かかったとしても、600万円の貯蓄が残り、安心して暮らせます。
 
ただし、医療介護費や車の買い換え、災害時の修繕など、読めないコストもあるため、慎重に判断する必要があります。また、房総の海沿いエリアならではの塩害、地震の際の津波などにも注意が必要です。
 
今回、房総エリアでシミュレーションしましたが、退職後の移住はぜいたくしなければ、堅実な選択肢です。ただし、海沿いのエリアは家や車の劣化が早く、水害のリスクにも備える必要があります。房総エリアに移住するのであれば、標高が高く、病院やスーパーなどが近い物件にすると後悔しにくいかもしれません。
 

まとめ

日々、都心の慌ただしいなかで働いていると、定年退職後に「落ち着いた環境で暮らしたい」と考える人もいるでしょう。退職後の地方移住は、メリットもあればデメリットもあるため、資金計画を含め慎重に検討する必要があります。
 
「人生100年時代」ともいわれる昨今、定年退職後の生活は新たな人生のスタートともいえます。地方で過ごすのか、便利な都心部で過ごすのか、考えてみるのもよいのではないでしょうか。
 
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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