定年後「タクシー運転手になりたい」という父。「普通のサラリーマンより稼げる」とのことですが、老後に“月収30万円”も可能ですか? 未経験者でも大丈夫でしょうか? メリットと注意点を解説
「体力的に厳しいのでは」「収入が不安定なのでは」と不安を感じる人もいるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、タクシー運転手の収入について平均月収や求人を参考に数字で整理します。
FP2級、秘書検定2級、剣道3段、ビジネス会計検定3級、ビジネス実務法務検定3級
目次
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月収30万円は本当?タクシー運転手の収入構造を数字で確認
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の調査による、令和6年度のタクシー運転者の平均月収32万7300円・月間労働時間190時間を参考に、単純に平均月収を月間労働時間で割ると、時給は約1700円となります。
ただし、実際の拘束時間や売上状況によって時給換算は大きく変動します。タクシー運転手の求人情報では、基本給に歩合給を組み合わせた給与体系が一般的です。経験や勤務形態によっては、都市部で月収30万円前後の水準が確認されますが、地域差があります。
深夜帯や繁忙時間帯を多く担当すれば、売上が伸びて時給が上がる可能性もあります。一方、閑散期や地方では売上が安定せず、月収20万円前後にとどまるケースもあり、地域差が大きい点は押さえておく必要があります。
定年後の家計にどう影響する? メリットと注意点を整理
定年後にタクシー運転手として働く最大のメリットは、年金に上乗せできる現金収入を得られる点です。収入が月20万円台から30万円前後であれば、生活費の補てんや貯蓄の取り崩しを抑える効果が期待できます。
一方、デメリットもあります。長時間の座り仕事や夜勤による体力的負担、歩合制による収入の変動は無視できません。
また、社会保険の扱いや年金との調整も確認が必要です。特に厚生年金を受給しながら働く場合、収入額によっては在職老齢年金の調整対象になることもあります。単身世帯で生活費を抑えられる人と、家族を支える必要がある人とでは、収入に対する満足度も変わってくるでしょう。
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時給だけで判断しないための現実的なチェックポイント
タクシー運転手を検討する際は、時給換算だけで判断しないことが重要です。求人を見る際には勤務時間の柔軟性、休日の取りやすさ、研修制度の有無なども確認しましょう。最近では、未経験者向けに二種免許取得費用を会社が負担するケースもあります。
また、想定する生活費と照らし合わせ、「月にいくら必要か」を先に決めておくことが大切です。そのうえで、無理のない勤務日数で達成できそうかを考えると、現実的な判断がしやすくなります。体調管理や長期的な働き方も含めて検討することで、後悔を防げます。
定年後の収入源として現実的か、冷静な見極めが重要
タクシー運転手は、条件によっては月収30万円前後の水準も可能で、時給換算では1700円前後になるケースがあります。ただし、地域差や勤務形態によるばらつきが大きく、「必ずもうかる仕事」と言い切れるものではありません。
定年後の働き方として検討する場合は、収入の数字だけでなく、体力面や家計全体への影響を踏まえた判断が重要です。現実を理解したうえで選択し、条件が合えば、年金を補完する収入源になり得るでしょう。
出典
一般社団法人ハイヤー・タクシー連合会 令和6年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況
執筆者 : 今みなみ
FP2級、秘書検定2級、剣道3段、ビジネス会計検定3級、ビジネス実務法務検定3級
