年金暮らしで余裕はありませんが、娘から介護脱毛を勧められました。限られたお金の中で優先すべきことでしょうか?
しかし、年金生活で家計に余裕がない場合、本当に優先すべき支出なのか悩む人も多いでしょう。本記事では、介護脱毛のメリットや費用、限られたお金の中で検討する際の考え方について解説します。
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介護脱毛とは? なぜ勧められることがあるのか
介護脱毛とは、将来介護を受ける可能性を見据えて、主にデリケートゾーン(VIO)の体毛を脱毛しておくことを指します。排せつ介助の際に体毛があると汚れが残りやすく、清潔を保つのが難しくなる場合があります。
そのため、事前に処理しておくことで、介護する側の負担を減らせると考えられています。株式会社鈴木ハーブ研究所が行ったアンケート調査によると、介護脱毛という言葉について「聞いたことがあり興味がある」と答えた割合は、一般の男女で2倍以上の差があることが分かっています。
また、蒸れやかぶれを防ぎやすくなるという理由から、衛生面のメリットを感じる人もいます。最近では40代〜60代以上の人が将来を見据えて脱毛するケースも増え、メディアなどで取り上げられる機会も多くなりました。家族が将来を心配して勧めることもあり、娘や息子から話題に出されることも珍しくありません。
介護脱毛にかかる費用の目安
介護脱毛を検討する際に気になるのが費用です。クリニックやサロンによって差はありますが、VIO脱毛の場合、数万円から十数万円程度かかるケースが一般的です。医療脱毛であれば10万円以上になることもあり、複数回の施術が必要になることも多いため、まとまった支出になります。
年金生活の場合、医療費や生活費、将来の介護費用なども考えておく必要があります。そのため、脱毛の費用が家計にどれだけ影響するのかを慎重に考えることが重要です。生活費を圧迫するような支出になってしまうのであれば、無理をしてまで行う必要はないでしょう。まずは家計の余裕や優先順位を確認することが大切です。
限られたお金の中で優先すべきか考えるポイント
限られた年金の中で支出を考える場合、「生活に不可欠かどうか」という視点が重要になります。食費や住居費、医療費などの生活維持に関わる支出が最優先であり、介護脱毛は必ずしも必要不可欠なものではありません。そのため、家計に余裕がない場合は優先順位が低くなることが一般的です。
一方で、将来の衛生面の不安を減らしたい、本人が安心して生活したいと考えるのであれば、検討する価値はあります。費用を抑えるために回数を少なくする、部分的な脱毛にするなどの方法もあります。
また、必ずしも脱毛でなくても、介護時に体毛を処理する方法もあるため、選択肢は一つではありません。家族とよく話し合い、自分にとって納得できる選択をすることが大切です。
家計状況と本人の気持ちを優先して判断を
介護脱毛は将来の介護を見据えた選択肢の一つですが、必ずしもすべての人に必要なものではありません。特に年金生活で家計に余裕がない場合は、生活費や医療費などの優先度が高い支出をまず確保することが重要です。無理をしてまで行う必要はなく、本人が納得できるかどうかが大切な判断基準になります。
娘さんの気持ちも理解しつつ、自分の生活状況や安心感を踏まえて、無理のない範囲で検討することが望ましいでしょう。
出典
株式会社鈴木ハーブ研究所 「介護脱毛に関する調査」(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー