63歳の父が定年後「マンション管理人」の仕事を希望!「座ってるだけで年収300万円」とのことですが、本当に“ラクな仕事”なのでしょうか? 老後の「現実的な選択」とは
一方で、勤務内容や働き方によっては体力面の負担もあり、収入にも大きな差があります。本記事では、マンション管理人が実際にどの程度稼げるのか、老後の仕事として本当に現実的なのかを整理します。

FP2級、秘書検定2級、剣道3段、ビジネス会計検定3級、ビジネス実務法務検定3級
マンション管理人の年収は150万~300万円前後? 勤務形態で差も
マンション管理人の仕事には、共用部の点検や清掃、ゴミ出し対応、住民対応、点検業者の立ち会いなどがあります。「座って監視しているだけ」というイメージとは異なり、実際には日常的に動き回る業務も少なくありません。
求人情報を見ると、地域によって差もありますが、日勤中心のパート型では時給1000~1300円程度が一般的です。例えば、時給1000円で1日6時間・週5日勤務の場合、年収は約150万円程度になります。時給1300円でフルタイムに近い働き方をした場合は、年収250万円前後になる計算です。
さらに、管理員室に常駐する大型マンションや夜勤を含む勤務では、条件次第では年収300万円前後の求人も見られます。ただし、拘束時間が長かったり、住民対応の負担が大きかったりする場合もあります。
また、近年は人手不足もあり、60代以上を積極採用するケースも増えています。定年後でも比較的募集を見かけやすい職種のひとつと言えるでしょう。
年金+管理人収入で老後は安定? メリットと注意点を整理
マンション管理人の魅力は、比較的年齢を問われにくく、特別な資格がなくても始めやすい点です。また、高収入とは言わないまでも安定的に収入を得ることができます。例えば、夫婦で年金月18万円の世帯が、管理人として月10万円ほど収入を得られれば、生活費にかなり余裕が出る可能性があります。
また、現役時代のような営業ノルマ等が少ない職場も多く、働き方の負担が変わったと感じる人もいます。人と適度に関わりながら働ける点をメリットに感じるケースもあるでしょう。
一方で、管理人は住民からの苦情対応やトラブル対応を任されることもあります。ゴミ出しルールや騒音問題など、細かなコミュニケーションが必要になる場面も少なくありません。
さらに、夏場の清掃や巡回業務は体力を使います。「楽そうだから」という理由だけで選ぶと、想像とのギャップを感じる可能性もあります。
定年後の仕事選びで確認したい「勤務時間・体力・収入」
定年後の再就職では、「どれくらい稼げるか」だけでなく、「無理なく続けられるか」が重要です。マンション管理人を検討する場合は、勤務時間や仕事内容を細かく確認する必要があります。
例えば、午前のみ勤務の短時間求人なら、年金を補う働き方として取り入れやすいでしょう。一方、フルタイム常駐型は収入が高めでも、拘束時間が長くなる傾向があります。
また、交通費や社会保険の有無も確認したいポイントです。働き方や収入によっては、年金や税金への影響が出るケースもあります。「年収300万円」という求人の収入要件だけを見るのではなく、自分の体力や生活スタイルに合うかを含めて判断することが大切です。
執筆者 : 今みなみ
FP2級、秘書検定2級、剣道3段、ビジネス会計検定3級、ビジネス実務法務検定3級




