公開日:2019.10.01 年金

「えっ、年金手帳が2冊あるんだけど!? 」そんな人は要注意、今すぐに手続きをした方がいい理由とは?

結婚や転職、退職を機に、役所で年金の手続きをした際に、新たに年金手帳が交付されたという方もいるのではないでしょうか? 私の知人で、会社を退職して1冊、結婚をして新たに1冊、就職をしてまた1冊と、合計で3冊の年金手帳を持っている人がいました。
 
年金手帳は年金に加入している証でもあるのですが、複数冊あるのは問題です。直ちに1冊にまとめる手続きをお勧めします。
 
飯田道子

執筆者:

執筆者:飯田道子(いいだ みちこ)

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。
どの金融機関にも属さない独立系FPです。

https://paradisewave.jimdo.com/

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飯田道子

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執筆者:飯田道子(いいだ みちこ)

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そもそも年金手帳ってどんなもの!?

まず知っておきたいのは、年金手帳についてです。年金手帳とは、公的年金に加入すると交付される手帳です。手帳には、氏名、生年月日、性別、加入した年月日、基礎年金番号等が記載されています。
 
そしてこの手帳は、国民年金から厚生年金、またはその逆の切り替えと、将来、年金の請求手続きに使う大切なものです。なくさないように、しっかりと保管しておく必要があります。
 
なお、会社によっては年金手帳を個人に渡さず、社内で保管しているところもあるようです。一度も転職したことがない、退職した経験がないというような場合には、見たことがない人もいるかもしれませんね。
 
現在の年金手帳は青色ですが、1974年11月から1996年12月に年金手帳を発行された人はオレンジ色です。サイズは縦約15cm、横約10.5cm。表に「年金手帳」と書かれており、その下には「日本年金機構」もしくは「社会保険庁」と書かれています。
 

基礎年金番号は1人1番号

ここで重要になるのが、基礎年金番号です。基礎年金番号は、日本年金機構が年金加入歴や記録を管理するための番号であり、1人につき1つずつ割り当てられることになっています。
 
つまり、複数の年金手帳が交付されている場合には、たとえ氏名、生年月日、性別、持ち主が同じであっても、同一人物としてカウントされていない可能性があることを意味します(ただ手帳が複数あったとしても基礎年金番号が同一であれば大丈夫です)。必然として、年金の加入歴等の記録は基礎年金番号ごとに行われてしまいますので、そのままにしておくと、年金の加入歴が通算されないという事態になりかねません。
 
既出の私の知人は、年金手帳を1冊にまとめてもらおうと役所に出向いたところ、なぜか2冊にしかまとめてもらえず、2冊のまま過ごしていました。引っ越しを機に、他の役所に相談したところ、ようやく1冊にまとめてもらえたとのことです。
 
これは今から10年以上前の話ですが、もしかすると役所に行ったにもかかわらず、同じようにいまだに複数冊持っている人がいるかもしれません。そのような状況なら、年金の加入歴が正しく反映されていない可能性があります。住所地の役所か社会保険事務所へ出向いて、1冊にまとめてもらうよう相談しましょう。
 

年金の加入歴は年金受給額に直結する

ご存じのように、将来、年金を受給するためには年金に加入することが必要ですが、加入期間や支払った保険料によって、受給できる金額が変わってきます。
 
年金制度は時代にあわせて変化しており、以前の年金の受給資格は、国民年金の保険料免除期間をあわせて、原則25年以上納付していることが必須でした。けれども、平成29年8月1日からは、10年以上の納付等があれば受給資格を満たすことになりました。
 
しかし、受給できる金額は、年金保険料を支払った期間と金額に比例しているのに変わりません。
 
すでに年金を受給している人であっても、新たに年金手帳が出てきた場合には、役所等へ相談するようにしましょう。もしかすると、受給する年金額が増えるかもしれませんよ。
 
いずれにしても、自分の年金がどのようになっているのかは、確認しておくことが重要です。日本年金機構によると、いまだに約2000万件の持ち主を確認できていない記録が残っているとのこと。特に読み方が難しい氏名の方や名字が変わったことがある方は、自主的に確認することをお勧めします。
 
~確認先および相談先一覧~
●社会保険事務所
●住所地の役所
●日本年金機構「ねんきんネット」
 
執筆者:飯田道子
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

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