誕生日に届くねんきん定期便、必要ない人は拒否できるの? ペーパーレス化にはならないの?
配信日: 2022.01.28
本記事では、ねんきん定期便はペーパーレス化できるのかどうか、ねんきん定期便で確認できることなどを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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電子版「ねんきん定期便」
「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に日本年金機構から送られてきます。書面よりもインターネット上で確認したい人は、電子版「ねんきん定期便」があります。
ただし、電子版を利用するには、事前に「ねんきんネット」の登録が必要です。ねんきんネットの登録方法はいくつかありますので、自分に合った方法で登録してください。
電子版「ねんきん定期便」は、PDFファイルで確認できるので、ダウンロードできて保管もしやすいのがメリットです。では、ペーパーレス化の方法や見方について、もう少し詳しく見ていきましょう。
「ねんきん定期便」のペーパーレス化の方法
ねんきんネットに登録して、電子版「ねんきん定期便」が利用できるようになっても、自分で郵送停止の登録をしない限り、毎年送られてきます。
1年に1回のみ送られてくるので、あまり気にならない人もいるかもしれませんが、郵送が不要であれば停止手続きを取りましょう。
「ねんきん定期便」のペーパーレス化は、ねんきんネットに登録後、初めてログインしたときに「ねんきん定期便のペーパーレス化(入力)」画面が表示されます。日本年金機構でも、ねんきんネットを利用している人に向けて、ペーパーレス化を推奨していますので、不要なら郵送停止の登録をしましょう。
なお、35歳・45歳・59歳のときに送られてくる封書の「ねんきん定期便」は、毎年送られてくるはがきのものよりも詳細な情報が記載されています。この3回に関しては、ペーパーレス化を希望しても郵送されるので、届いたら内容を確認してください。
電子版「ねんきん定期便」はいつ見れる?
電子版「ねんきん定期便」は、誕生月になるとねんきんネットから「お知らせメール」が届きます。また、ねんきんネットにログインしたときにも、電子版「ねんきんネット」に関するメッセージが表示されます。
メールが配信されたあとは、いつでも確認できるので、お好きなタイミングで内容の確認やダウンロードをしましょう。
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「ねんきん定期便」で何が確認できる?
「ねんきん定期便」では、以下の内容が確認できます。
●これまでの年金加入期間
●これまでの加入実績に応じた年金額
●これまでの保険料納付額
●これまでの年金加入履歴
●厚生年金保険の報酬月額と保険料納付額
●国民年金保険料の納付状況
国民年金や厚生年金に加入した期間や、保険料の累計納付額、加入実績に応じた年金額がわかるので、将来受け取れる現段階の年金額がわかります。
老齢年金は、原則として120月以上の受給資格期間が必要なため、未納期間がある人は早い段階で確認したほうが安心でしょう。
また、35歳・45歳・59歳の誕生月のときは、はがきではなく封書で「ねんきん定期便」が送られてきます。はがきよりも詳細な内容になっており、漏れや誤りがないかしっかりと確認してください。
ねんきんネットに登録してペーパーレス化をしよう
「ねんきん定期便」は、ねんきんネットに登録すれば電子版「ねんきん定期便」を利用できます。ねんきんネットに初めてログインするときに、ペーパーレス化をするかどうか選択できるため、郵送停止を希望する人は、そのまま手続きを進めましょう。
ただし、郵送停止の手続きをしても、35歳・45歳・59歳の誕生月のときは封書が送られてきます。この3回に関しては、毎年送られてくる「ねんきん定期便」より詳細なため、届いたら必ず内容を確認してください。
ねんきんネットは、「ねんきん定期便」以外にも年金に関する多くの手続きが行える便利なサービスです。まだ登録していない人は、ぜひこの機会に登録してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員