ところで、ねんきんネットには年金記録の確認以外にも、便利な機能があることをご存じでしょうか？
本記事では、ねんきんネットを使って実際にどのような便利な機能があるのかを解説します。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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ねんきんネットの便利なサービスとは？
ねんきんネットは、被保険者と年金受給者（ただし、1986年4月1日前に年金受給権が発生した老齢年金の受給者以外）であれば、誰でも利用できるサービスです。自分自身の年金記録を確認すること以外にも、さまざまなことに活用できます。
年金の見込額の試算
これは、将来いくらぐらいの老齢年金を受け取れるのかを試算できるものです。
試算には、自動的に試算できる「かんたん試算」と、今後の職業や収入、未納分を今後納付した場合などの条件を入力して試算する「詳細な条件で試算」の2種類があります。老後生活を設計するうえで参考になる機能です。
ねんきん定期便の確認
ねんきんネットを使えば、ねんきん定期便の内容が簡単に閲覧可能です。
日本年金機構では、毎年誕生月に「ねんきん定期便」を自宅に郵送しています。年金定期便を確認すれば、「老齢年金の見込額」「年金受給を遅らせた場合、どのぐらい年金額が増加するか」などが一目瞭然です。
しかし、郵送で届くのは年1回のため、中にはどこに保管したのか忘れてしまう人もいるのではないでしょうか？ そういった場合は、ねんきんネットを活用すればいつでも内容を確認できます。
日本年金機構が自宅に郵送した各種通知書を確認できる
確認できる通知書には、以下のようなものがあります。
・年金振込通知書
・年金支払通知書
・年金額改定通知書
・年金決定通知書・支給額変更通知書
・公的年金等の源泉徴収票 など
そのほか
上記以外にもねんきんネットでは、以下の確認が可能です。
・年金事務所などで相談したときに発行される「被保険者記録照会回答票」の確認
・各種通知書の再交付申請（「社会保険料（国民年金保険料）控除証明書」「公的年金等の源泉徴収票」「年金額改定通知書」など）
・申請書や請求書などの書類作成（「国民年金保険料学生納付特例申請書」「国民年金保険料免除・納付猶予申請書」「年金請求書」など）
ねんきんネットを上手に活用すれば、わざわざ年金事務所へ足を運んだり、電話で確認したりする必要がなくなります。
ねんきんネットの登録方法とは？
ねんきんネットを利用する場合、まずは登録を行う必要があります。登録方法は2つです。
1つ目は、日本政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」から登録する方法です。マイナポータル経由で登録する際は、マイナンバーカードとメールアドレスが必要になります。
2つ目は、ねんきんネットのユーザIDを取得して登録する方法です。その際、基礎年金番号とメールアドレスが必要になります。
なお、ねんきん定期便に記載されているアクセスキーを使えば、ユーザIDの即時発行が可能です。アクセスキーがない場合は、後日郵送となるため時間がかかる点に注意しましょう。
ねんきんネットを活用して老後に備えよう！
ねんきんネットには、自分自身の年金記録を確認する以外に、年金の見込額を試算したり、日本年金機構が自宅に郵送した各種通知書を確認できたりする機能があります。
登録しておけば、自宅や外出先などネット環境がある場所で、パソコンやスマートフォンからいつでも利用可能です。ねんきんネットを上手に活用して、老後生活に備えるようにしましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
