更新日: 2022.12.25 その他年金

自分の「年金見込額」って、ご存じですか? 「かんたん試算」ができるって本当?

自分の「年金見込額」って、ご存じですか? 「かんたん試算」ができるって本当?
自分が老後に受け取れる年金の見込み額が、どれくらいになっているかご存じでしょうか。そもそも年金の見込み額とは何か、よく知らないという方もいるでしょう。
 
そこで年金の見込み額や、その確認方法について解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

年金の見込み額とは?


 
年金の見込み額とは、現在と同じ年金の加入条件が60歳まで続いたと仮定して計算された年金額のことです。
 
年金の見込み額を知ることは、ライフプランを考える際に役立ちます。例えば将来、年金がいくらもらえるのか予想を立てて、老後までに形成しておくべき資産の額を算出する場合、見込み額を把握できている方がより正確に試算することができます。
 
ただし、年金の見込み額は将来受け取ることが確定している年金額ではありません。あくまでも見込み額にすぎないため、今後の年金の加入状況によっては、実際に受け取る年金額が大きく異なることも十分にあり得る点については留意する必要があります。
 
50歳以上の方は年金の見込み額について、毎年の誕生月に届くねんきん定期便で確認することができます。
 

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ねんきん定期便以外で年金の見込み額を知るには?

ねんきん定期便以外でも、ねんきんネットを利用して手軽に年金の見込み額を知ることが可能です。
 
ねんきんネットとは、インターネット上で自身の年金に関する情報を確認できる日本年金機構のサービスです。ねんきん定期便が手元にないという場合でも、スマートフォンやパソコンを使っていつでも年金の見込み額を確認できます。
 

ねんきんネットの利用は登録が必要

ねんきんネットを利用するためには事前の登録が必要ですが、登録方法は下記の2つがあります。

●マイナポータル経由での登録
●ねんきんネットのユーザIDを取得する

マイナンバーカードがある場合、簡単なのはマイナポータル経由での登録です。マイナポータルにログインして、「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」から連携手続きを完了させるだけで、ねんきんネットがすぐに利用できます。
 
マイナンバーカードを所有しておらず、マイナポータルを利用できない場合は、ねんきんネットの利用登録ページでユーザIDを取得します。この際、ねんきん定期便に記載されているアクセスキーを使用するとユーザIDは即時に発行されます。
 
図表1

出典:日本年金機構 ねんきんネットの利用を始める(ご利用登録)
 
アクセスキーが不明な場合は、ねんきんネットの利用登録ページからユーザIDの発行を申し込む必要があります。申し込み後、ユーザIDを知らせるハガキが5営業日程度で発送され、受取後にねんきんネットへログインして利用できるようになります。
 

ねんきんネットの「かんたん試算」を使ってみよう

ねんきんネットには、現在と同じ条件で60歳まで年金に加入し続けた場合の見込み額を計算する「かんたん試算」という機能があります。
 
この機能を利用すれば、ねんきん定期便に記載されている年金見込み額を、いつでもインターネット経由で確認できます。
 
図表2

出典:日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算
 
年金の見込み額をさまざまな条件でシミュレーションしたいという場合は、「詳細な条件で試算」を利用して今後の働き方や収入、受給開始年齢など細かな条件による見込み額の試算もできます。
 

年金の見込み額は、ねんきんネットで試算できます

将来受け取る年金の見込み額は、ねんきん定期便だけでなく、ねんきんネットを利用してインターネット経由でいつでも手軽に確認することができます。
 
ライフプランの参考として年金の見込み額を知りたい場合は、ねんきんネットに登録して「かんたん試算」を利用するほか、詳しい条件による試算も行ってみてください。
 

出典

日本年金機構 「ねんきんネット」による年金見込額試算
日本年金機構 ねんきんネットの利用を始める(ご利用登録)
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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