「国民年金」がほぼ1ヶ月分の「1万5790円」割引きに!?「早割」や「前納」について解説

配信日: 2023.01.18 更新日: 2023.01.19

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「国民年金」がほぼ1ヶ月分の「1万5790円」割引きに!?「早割」や「前納」について解説
国民年金を満額受給するためには、国民年金保険料を納付する必要があります。毎月支払う必要があるので、積み重なると大きな負担です。しかし、国民年金保険料も割引があるのはご存じでしょうか?
 
そこで本記事では、国民年金保険料の早割や前納といった割引制度について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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早割について

早割は、納付期限よりも1ヶ月早く引き落とすことで割引がある制度です。
 
具体的には、保険料の納付は翌月末に引き落とされるのですが、早割の場合は当月末に引き落とされます。しかし、現金払いで1ヶ月早く納付したとしても早割の適用はないので注意しましょう。また、申請してから口座振替が始まるまでには時間がかかり、2ヶ月程度は見ておく必要があります。
 

早割でいくら割引される?

早割の割引は月額50円です。年間では600円が割引されます。
 
割引金額は低く感じますが、国民年金の保険料は長い期間納付していくものなので、早くすればするほどお得になります。また、一括で納付するわけではなく毎月の納付を1ヶ月早くするだけなので、負担がかからないメリットがあります。同じように口座から引き落とすのであれば、早割も選択肢の1つとして考えてみましょう。
 

早割の手続き方法

早割をするには国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書を、保険料の引き落とし先金融機関もしくは年金事務所に提出する必要があります。また、その際は自身の基礎年金番号の記入と金融機関届出印を押していることも必要です。
 

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前納について

国民年金前納割引制度によって、保険料を前納することもできます。保険料の前納は早割と異なり、引き落としだけでなく現金・クレジットカードでの納付も可能です。6ヶ月前納、1年前納、2年前納をそれぞれ選ぶことができ、年数が長いほうが前納の金額も大きくなるので、割引も大きくなっています。また、口座引き落としのほうが現金納付よりも割引率が高いです。
 
しかし、一括で保険料を支払うので、ある程度金銭的に余裕が必要です。一括で支払う余裕があれば、検討したい制度です。
 

前納するといくら割引される?

口座引き落としの場合は、割引は6ヶ月前納で1130円、1年前納で4170円、2年前納で1万5790円です。令和4年度の国民年金保険料は1万6590円なので、2年前納でほぼ1ヶ月分の保険料に相当する金額が割引になると考えられます。また現金・クレジットカード納付の場合は、割引は6ヶ月前納で810円、1年前納で3530円、2年前納で1万4540円となっています。
 
同じ前納でも口座引き落としの方が割引も大きく、納付の手間もないのでメリットは大きいです。
 

前納の手続き方法

前納についても、国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書を、保険料の引き落とし先金融機関もしくは年金事務所に提出する必要があります。
 
また、口座引き落としの前納だと、4月末日の振替を希望する場合は、申し込みの締め切りが2月末日までとなっているので、締切日に遅れないように手続きをしなければいけません。6ヶ月前納を希望し10月末日の振替をする場合は、8月末日までに手続きが必要となっています。
 

早割や前納などの割引制度を利用してお得に保険料を納付しましょう

本記事では、国民年金保険料の早割や前納といった割引制度について解説してきました。国民年金の保険料納付は毎月していくものなので、少しでも負担を抑えたいところです。そこで、支払い方法を変えるだけで済む早割や一括で先に納める前納で負担を減らすことも考えてみてください。どちらもお得な割引制度なので、自身に合った支払い方法で保険料を納付していきましょう。
 

出典

日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 早割)
日本年金機構 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)
日本年金機構 国民年金前納割引制度(現金払い 前納)
日本年金機構 国民年金保険料の「2年前納」制度
日本年金機構 国民年金保険料
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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